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スカッと学園!図書委員会VS全校カオス大戦  作者: なのは


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2/3

第2話:図書委員会、立ち上がる!

前書き

あの日、ソーラン節の練習で起きた怒号事件。

理不尽な先生のひと言でクラスの空気は最悪。

でもその日の放課後、図書委員会の4人は静かに燃えていた。

――読むことは、戦うこと。

そして、図書委員会は“沈黙の反撃”を決意する。

本文

放課後の図書室。

窓から差し込む夕日が、本棚の背表紙を黄金色に染めていた。

図書委員4人は机を囲んで座っている。

「……で、結局、何が悪かったの?」

えつじがぼそっとつぶやく。

「知らん。」

かずとがプリントをパタンと閉じた。

「昨日まで二人残ってた時は何も言わなかったのに、

一人になったら“薄情者”って言われたんだろ?」

「ねぇ、それ完全に理不尽だよね!」

なつみが机をドンと叩いた。

「先生、児童会の担当なんだよね?」

「そうだよ」

「なのに児童会まで怒るって……意味わかんない!」

みんなの顔が不満と呆れでぐしゃぐしゃになる。

ちひろは静かにノートを開いた。

そして、ゆっくりと書き始めた。

“読むことは戦うこと。”

「……なにそれ?」

なつみがのぞき込む。

「今日、怒られて思ったんだ。

“読んで考える”って、ただの勉強じゃない。

理不尽に黙ってるより、知って考えて戦う方がかっこいい。」

その言葉に、全員の目が一気に変わる。

「いいじゃん、それ。スローガンにしよう!」

「図書館祭りのテーマにしてもいいんじゃね?」

「放送委員にも協力してもらおう!」

かずとが笑った。

「“読むことは戦うこと”……なんか、燃えるな。」

その瞬間、図書委員会はただの委員会じゃなくなった。

“理不尽に立ち向かうチーム”に変わったのだ。

数日後の昼休み。

放送室のドアをノックする音。

「失礼しまーす。図書委員会です!」

放送委員のまゆが顔を上げる。

「え、どうしたの?」

「相談があるんだ。先生たちに言えないこと。」

静かな図書委員会と、情報を操る放送委員会が手を組む瞬間だった。

放送原稿(計画中)

『全校のみんなへ。読むことは戦うこと。

知るって、考えるって、すごいことなんだよ。』

これが、後に全校を巻き込む“スカッとカオス大戦”の

第一歩になるとは、このとき誰も知らなかった。

後書き

2話目、どうだった?

理不尽な先生にただ怒られるだけじゃなく、

「図書委員会が反撃の火をつける」瞬間を書いてみた

この回は“静かに燃える怒り”がテーマ。

派手なバトルはまだだけど、ここから少しずつ、

他の委員会や先生、そして学校全体を巻き込んでいくよ。

次回は——

放送委員会との共闘開始!

そして、「読むことは戦うこと」スローガンがついに放送される

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