昔の話パート②
めちゃくちゃ遊んでめちゃくちゃはしゃいだ。
そうしていくとどんどんあたりは暗くなっていって、今度は終わりの時間になった。
「さぁww片づけをして病室戻って、準備してみんなでご飯を食べよオオ!!!!」
そういって笑う先生。
「うえ。やっぱ片づけすんのおおお???」
奏君はそう言いながらだるそうな顔をしている。
(ちなみに、奏君は、三つ上のお兄さんで喘息らしい。)
それを見て笑う皆。
「当り前ええwwそんなこと言うと奏君だけみんなより多めに片づけてもらうぞ??」
そう言って先生が笑うと早急に片づけをし始めた。
それを見てまたみんなが笑う。
「じゃあwwみんなでお片づけしよおおおww」
「おーーーーーーーーーー!!!!」
そう言って皆で片づけを始めた。
「あの・・・花畑先生?・」
ようやく片づけがあと少し。
というところで、突然。看護師の人に呼び止められた。
「はい!なんでしょうか?」
そう言ってにこやかに笑う先生。
「あの・・・ちょっと・・・よろしいでしょうか?・」
「へ?・」
「ちょっと・・・お話したい事がありまして・・・。」
そう言った瞬間。一瞬私のほうをあの人が見た気がしたんだ。
ゾクリとする悪寒・・・。一瞬身震いをして、また片づけを始めた。
「は・・・はい!!」
そう言ってどこかへ先生は消えていってしまった。
「もぉおおお。まったく。。。」
そう言って突然怒りだす通称りんりん。
「へ??何?何?」
みんながあわてだす。
「あの看護婦さん。いっつも。先生とってくの!!最悪。」
そう言って怒る。
「でも、あの人、婦長さんでしょ?普通の話じゃないの?」
そう言って落ち着かせる一番上のお兄さん。
(ん?ってか、あの人、婦長さんだったんだ。初めて知った・・・。)
そもそも、私はここにいる人以外は興味がなかった。だって、私の悪口しか言わないし・・・。
「でも、嫌なものは嫌なんだよww」
そう言って笑う。
そうやって話しながら片づけをようやく終わらせて、みんなで部屋に戻ろうとしたときに、ある子が突然言った。
「ねぇ。先生のところ、行かない?」
?
「なんで?」
そう言ってみんなが口々に尋ねる。
「だってさ、なんかおかしいと思わない?突然来て、突然つれてっちゃうなんて・・・。」
そう言って静かに、あまりばれないように話す。
「そうか?そうでもないよ。先生は医師だし、あの人だって婦長だ。そこだったら話すこともあるだろ?」
そう言って、一番上のお兄さんがあきれ顔をする。
「そうかな・・・。だってさ・・・。」
そう言って私の顔を一瞬見てから。
「恋空ちゃんのほう一瞬見たんだよ?」
そう言って息をひそめる。
あっ・・・やっぱり・・・。
私だけが分かったわけじゃなかったみたいだ・・・。
「でも、やっぱりやめようよ。それがもしも、恋空ちゃんの話だったらどうするの?耳に入れたくないことかもしれないだろ?」
そうやって、やっぱりあきれ顔をする一番上のお兄さん。
「う~ん・・・。そっかぁ・・・。耳に・・・入れたらいたいもんね・・・。」
そうやって、少し悲しそうな顔をする。
「ちょ。待て。お前は何を想像してる?・」
「へ?何って・・・耳に入れることだよ。キリンさんとかいれたら痛いよね・・・。」
「そうそwもしかしたら、もう話終わってるかも知れないしww」
「そうだな。あれから、五分はたったんだろ??終わってるてww」