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始まりの記憶
新連載を始めます。
クレープ屋でバイトに励む、クレープオタクの強面高校生と
とある対人トラウマで捻くれに捻くれきった、クレープ屋店長の間に
絆が芽生えゆく話です。
1話に1回はクレープ要素を出したいですw
突然だが、お前らは2、3歳頃の記憶って覚えてるか?
俺はとっくに曖昧で、覚えてることの方が少ねえぐらいだ。
だが、これだけははっきり覚えてる。
じゅわ、っつう音を立てながら焼かれる生地。
甘い匂いの湯気。
真っ白な生クリームに切られたイチゴ。
うっすら黄色の生地が畳まれ、紙の袋の中に入れられる。
そのクレープを作った手が、チビだった俺にそのクレープを渡してくる。
その手の持ち主は、なんかうっすら笑っていたような。
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