表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

たまに来る街

久々にこの街に来た。

たまに夢で見る街。街全体が色とりどりのネオンカラーに輝いたかと思えば、パステルカラーの輝きに変わる。


雨が降ったかと思えば、曇る。晴れることは無い。

建物が空から生えている。地面も建物も全てガラス張りだ。

建物は増えては減り、消えては現れる。

気がついたら歩いている。建物の中を歩いていると思ったら、いつの間にか外を歩いている。


目的があることをふと思い出した。この角を曲がると、小さな店がある。全てが不確定なこの街で、この店だけはしっかりと存在している。


中に入ると、初老の男性がいた。

何かを読んでいて、こちらに目を向けることは無い。

僕はここで鍵を買わなければいけない。理由は分からないが、必ずそう思う。

最後まで顔をあげずに男性は接客してくれた。


外に出ると、大きめの熊が焚き火をしていた。

獲れたての鮭を焼いている。座ることを勧められたので、近くに座って火を見つめる。


「この鍵って何に使うんでしょうか」

そう尋ねたところで、いつも目が覚める。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ