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異色の魔術師  作者: 佐々木雄太
第1話  異色の魔術師
2/12

 俺は、あと少ししたら寝る予定である。

 この世界で寝ることも可能だ。

 しかし、この世界なしで生きていくことはできない。

 この世界こそ、第二の人生だと思っているくらいだ。

 画面のステータスをしっかりと確認し、アイテムボックス内の整理も万全だ。

「さて、もう少し戦いを進めるか」

 メッセージ機能を見ながら、フレンドからのメッセージを辿っていく。

 どうでもいい話など、フレンド登録した者からのメッセージがある。

 この惨状を見て、俺は、「はぁ」と、ため息をついた。

「さてと……どうしますかな?」

 時間は刻々と過ぎていく。できるだけ、お金を稼ぎたい。

 自分の総部品画面へと切り替える。

「魔術師と言っても、剣士でもあるからな……」

 時計は十一時を指していた。自分でもさすがにこの時間までログインしているのは気持ち悪いと思っている。

 画面には、光り輝く装備品の名前が映し出されていた。

 さすがにボックス内が溜まりすぎて、困ってしまうくらいだ。

 黒の剣や赤の剣、他にもいろんな装備品名が映し出される。

「これは一度、整理しないといけないな」

 一番上に表示されている武器はS級の装備である。

 そして、これは戦いの末、ドロップ品で手に入れたものだ。

 S級装備程、ドロップでは出にくいものである。

 んー、これは外せないんだよな。

 そう考えていると、違うところでアイコンが光り輝いている。

【正式サーバーへのご案内】

 と、見ての通り訳の分からない内容がタイトルで送信されている。

「はぁ? 正式サーバーへの案内って……。これベータ版じゃないよな。なんでだ?」

 さすがに内容が気になるところではあるが、正式サーバーではないというのは、ゲーム会社の間違いであろうか。

 こんな形式は聞いたことも見たこともない。


【正式サーバーへのご案内】

 この度、二〇××年、午前〇時より、本サーバーは正式サーバーへと移行することになる。

 なお、現在、プレイヤー諸君に置いて、この世界でのテストを十分に生かしてもらいたいと思っている。


 ……なにこれ? これはどういったイタズラなのだろうか?

 詳細はこれしか書かれていない。

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