学園都市と学園入学式
そして現在に至る。
これから俺が通う学園へと歩みを進めていた。
"西海学園 学園都市の中心部にあり日本一デカイ学園である。世界でも有数の大きさを誇る。
学園生徒数5000人にも及ぶという。
そして極めつけはこの学園都市である。
海の上にある人口島とは思えないほどの大きさでその島にはショッピングモールから映画館、デパート、アトラクション施設などたくさんの建物が存在するとてつもなく大きな島である。
そんなこんなで学園やこの都市のことを考えていると学生寮から近いこともあり学園に到着した。
『いや…デカすぎだろ…』
学園都市に住んでたいたとはいえ学園とは遠かったから実際に目にしたことはなかった。
軽く学園を見ておこうと思い少し早めに来た甲斐があったというものだ。
こう広くては多少学園内を見回ったところでだが見とくに越したことはない。
入学式が9時からか早めに下見をしておこう。
そして八神燐は学園に足を踏み入れた。
ある程度見回ったところで入学式が行われる第一体育館に向かった。
さて、ここからこの学園は俺の舞台か…常に演技をして過ごす窮屈な世界。
まるで鳥籠の中に閉じ込められたみたいだ。
その体育館の入口でクラス表と席が書いてあった。
そこにある人物の名前が目に入った。
今回俺が落とさなければならない人物佐藤由希だった。
しっかり同じクラスか まずはどんな人か探るか
と思考を巡らせながら自分の席まで歩いて行く。
自分の席まで到着して辺りを見てみるとそこにはもう半数以上これから同じクラスになる奴が集まっていた。
集まってはいるが席が自分の席が書いてあるだけで他の人がどこに座るかは書いていない。
そして間もなく入学式が始まろうとしていた。
入学式が始まり俺は今にも眠りにつきかけていたその時。
『続きまして理事長からのお言葉を頂きます
それでは理事長よろしくお願いします』
俺はその言葉を聞いて顔を体育館のステージの上に向けた。
『理事長をやらしてもらっている西海縋です
まずは皆さんご入学おめでとうございます』
と、ありきたりな挨拶や話だった。
少し何か変なことでも喋るのかと思ってきたが杞憂だったようだ。
『えぇ、それでは私の話はここまでにしておこう』
そういってステージから降りて行く。
『続きまして学園首席………』
筒がなく入学式は終了し今は自分のクラスに向かっている途中だ。
さてやっとどれが佐藤由希か分かる時か…
クラスにつきまず担任が挨拶をした。
『このクラスを受け持つことになった箸蔵真央だ よろしく頼む 名前女っぽいがしっかり男だからなぁ』
と軽く髭面でスリッパの男がネタを混ぜて挨拶をした。