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最強剣士異世界で無双する  作者: 夢見叶
セレモニア王国編 第3章王都奪還

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第71話 救出

 魔族との戦闘が終わり、近くの壁にもたれかけながら床に座った。


「ケンイチ大丈夫なの?」


 凄く心配そうな声で聞いてくる。


「少し休めばまた動けるよいになるよ。俺もだけどシェリーも疲れてるんじゃないか?」


「大丈夫よ。結局最後はケンイチの後ろに隠れていただけだしね」


 少し申し訳なさそうに言っている。


「それならいいんだが」


「それよりも早く休みなさいよ」


「ああ、そうさせてもらうよ」


 俺は、少し目を閉じるとそのまま意識を失ってしまった。






 ケンイチ達がエメルとの戦闘をしていた頃、城の地下へと向かっていたヒョウカ達。


「この階段長い」


 降り始めてからしばらく経ったがいまだに地下へ着かない。


「多分、捕まえた人達が逃げ出したときにすぐにはでれないように深く作っているんだと思うよ」


「そうだね」


「ほら、ヒョウカ明かりが見えてきたよ」


 ヒョウカは頷いた。


 それからすぐに下へと到着した。ケンイチに言われたとおりの方法で結界を解く。


 地下室はそこそこ広く見えるだけでも十はある。そのうちの一つから話し声が聞こえてきた。


「あなた、あの子は無事でしょうか?」


「心配するな。ああ見えてもあの子は強い子だ」


 私達は声の聞こえる方に向かうとそこに二人捕まっていた。


「助けに来ました!!」


「あなた達、いったい誰に頼まれてここんな所に?」


「エレナ様に依頼を受けて参りました」


「娘にだと」


「はい」


 二人は何か安心したような顔をしている。


「私達の事など最後でよい。それよりも先にこの奥に捕まっている人達を出してやってくれ」


「分りました」


 それからすぐに奥にある監獄へと向かい中に捕まっている人達を出していく。


「これ全員かな?」


「多分。ケンイチ君なら簡単に分るのに」


「そうだね。とりあえずもう一度奥から見てくるから少し待ってて」


 もう一度一番の牢獄から誰かいないか確認していった。


「誰もいなかったよ」


「なら、後は王様」


「そうだね。早く王様を牢獄から出してエレナ様達の元に戻らないと」


「うん」


 すぐに助け出した人達を連れて王様達の牢獄へと戻った。


 王様達の牢獄へ着くと剣で格子を壊して助けだす。


「助かったぞ」


「いえいえ、それよりも早く王都を出ないといつ魔族がここに来るか分りません」


「それもそうだな」


 多分お兄ちゃん達が殆ど魔族を倒してくれているとは思うけど何が起こるか分らない。


 王様達に指示をだして階段を上り始めた。私が列の先頭を行き、ヒョウカが後ろで護衛をしている。


「だが本当によく来てくれた。無事に王都を出られたら何か褒美を出さないとな」


「別にいいですよ。そんな事よりもまずは王都を無事に出られることだけを考えていてください」


 階段をはして戻りながら王様と話していた。


「だがよくここまで無事にこれたな」


「それは、私達の仲間が先に王都に侵入して他の魔族を倒してくれているおかげです」


「そうだったのか。では、今その人達はどちらに?」


「城の中で戦ってくれていると思います」


「それはいかん!!」


 急に大声を出す王様。


「大声をなんかだされてどうされたんですか?」


「城の中にいる三人の魔族だけは他の魔族とは格が違う。危険だすぐに助けに向かいなさい」


「その心配はいりません」


「何故かね?」


「ケンイチ君ならどんなに強い相手だろう平気な顔で倒してくれます」


「君はその仲間の事を信じているんだね」


「はい、だからこそ私達は自分たちの役割に集中出来るのです」


 王様は何か納得した顔をしている。


 それから私達は、魔族との遭遇も無く城を出ることが出来た。


 これもお兄ちゃんのおかげ。


「何とか城を出られましたね」


「ああ、だがまだ北門までは遠い。気を抜けずにな」


「はい」


 私達はすぐに北門に向けて行動を再開した。


 北門までの道のりの中何回か魔族との遭遇もあったが難無く撃退することができ、無事に王都を出ることが出来た。


 その後は、エリナ様達がいる場所へと送り届けることが出来た。


 再開した王様達は涙を流しながら喜んでいた。


「よかったねヒョウカ。エレナ様達」


「うん」


 ヒョウカの方を見てみると、頷きながら涙を流していた。


「どうしたのヒョウカ?」


「エレナ様達を見ていたら勝手に」


「そっか、でも分るよ」


 そんな事を言っていると、いつの間にか私の目からも涙が出ていた。


「ミカも泣いてる」


「そうだね」


 お互い幸せそうなエレナ様達を皆が涙を流していた。


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