第63話 作戦開始
作戦開始となり、まずは俺とシェリーが行動開始した。
今回の作戦で俺達のチームは囮となり魔族達を倒していくそのため正面から突入することになった。
王都北門にいる魔族は二体。
「シェリーよろしく」
「ウィンド・レイ」
シェリーの魔法により魔族を吹き飛ばす。この魔法は風と雷の混合魔法で、これを受けた者は、体が少し麻痺して動けなくなる。
「門番の排除完了っと」
「ナイス、シェリー」
門番がいなくなり楽に王都内に侵入することが出来たが、すぐの王都内にいた他の魔族達が集ってきた。
「これまずくない?」
「ああ、予想よりも少し多いかもな」
「どうするのよ?」
「とりあえず全員倒すしかないだろう」
「そうよね」
そんな会話をしている内にいつの間にか囲まれていた。
「人間が侵入してきたぞ」
魔族達が何かを話しているようだ。
「バカな奴らだ。我ら魔族に人間が勝てるわけないのに」
「でも最近暇だったし丁度いいおもちゃになるな」
バカにされてるのだけは分かる。
今はそれよりも外で待っているヒョウカ達に合図を出そうと、
「シェリー合図よろしく」
「了解。ファイヤーボール」
シェリーは火魔法を空に向かって一発放った。
「あいつなんで空に魔法なんて放ってるんだ?」
「きっとバカなのよ」
「そうね。魔族の無駄遣いだとかも分からないんだもんね」
シェリーの魔法を見て何かを言っているようだ。
「これでヒョウカ達に王都に侵入したことを知らせることが出来た。後は、ここにいる奴らを倒すだけだな」
「言うのは簡単だけどこの数相手するだけでも大変だけどね」
「頑張るしかないだろう」
俺達がそんな会話をしている、魔族達より魔法が放たれた。その魔法は、今までに見たことないものであった。
「何なの、あの禍々しい魔法は?」
「多分あれが闇魔法なんだろ」
シェリーの言うとおり禍々しい色の魔法だ。
魔法反射を付与した剣で切り裂き魔法を消滅させていく。
「何をした人間」
剣で魔法を消滅させられてのが信じられないと言いたげの顔になっている。
魔法が効かないならと腰に下げている剣で一斉に切りかかってくる。
「来たな。シェリー準備はいいか?」
「大丈夫よ」
向かってくる魔族を次々に切り裂いていく。シェリーは雷魔法『雷装』を使い戦っている。
切っても切っても数が減っているように見えない。
「ケンイチ、いつになったら終わるのよ」
「さあな、だが最初よりも数は、半分くらいに減ってる。後もう少しだから頑張れ」
「分かったわ」
ただ、シェリーは少し息切れし始めていた。そのため俺は自身にヘイトアップを付与して魔族達の意識を俺の方へと向けて引きつける。これで少しはシェリーの負担が少なくなればと思った。
何とか周りにいた魔族達を全滅させることが出来た。
「おつかれ」
「本当に疲れたわよ。まさかこんなに魔族が集ってくるなんて思わなかったわよ」
「俺もだ。せいぜい五十体くらいかと思っていたらまさか百体近くいるなんてな」
「そんないにいたのね。よく私達生きてたわね」
「まあな、でもこれだけ倒してもまだ王都の中に魔族達の気配が沢山ある。エレナ様が言っていたよりも多くいるようだな」
「そうみたいね。頑張らないと」
「ああ、それに城の中にかなり強めの気配を持つ奴がいる」
「まじですか!!」
「ああ、だから気を引き締めていくぞ」
「分かったわ」
少し休憩を取りながら話していた。
まだまだ先は長い。今のままでは城に到着する前にやられてしまうのではないか。
少しの不安がケンイチ心の中にあった。
「面白い人間が来ましたね」
王都中央城の中、三人の魔族達が話していた。
「そうだな。それも二人もだ」
「だが、その内の一人が使う魔法まさかあの魔法ではあるまいな」
「ここからでは分からぬな」
「なら俺が言って様子を見てこよう」
「セシル行ってくれるのか?」
「ああ、あの男に興味がわいた。それにだ、俺達三人の予想が的中していたとしたら魔王様の脅威になるかもしれん」
「そうだな。それにもしやばくなれば我々魔族には霧化がある」
「そうだ。霧化がある限り我々が負けることはあり得ないのだ」
霧化の特性が封じられている事など知らずに呑気に話している三人であった。
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