表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強剣士異世界で無双する  作者: 夢見叶
セレモニア王国編 第3章王都奪還

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

63/163

第62話 王都に向けて

 エレナ様から王都で起きたことを聞いた翌日。


「おはようございます」


 宿の食堂で食事をしていたエレナ様達に挨拶をする。


「おはようございます」


 すぐ挨拶を返してくれる。


 その後、俺達四人もイスに座り食事を始めた。


「昨夜は眠れましたか?」


「はい、おかげさまで。ケンイチ様達に全てを打ち明けたら胸に詰まっていた何かがとれたようです」


「それはよかった。それで王都まではどれくらいかかるのですか?」


「ここから、三日ほ程と思います」


「分かりました」


 その後食事を終えた俺達は王都へ向けて出発した。






 アペル村を出発して三日が経った。


 今俺達は王都近くの森の中にいる。


「エレナ様達はここにいてもらっていいですか?」


「何故ですか? 私ども一緒に王都奪還に向かいます」


「それはダメです」


 きっぱりと断る。


「どうしてですか? 私はお父様を助けにいかないとダメなのです」


「それは僕たちにお任せください。エレナ様はお姫様なのですから」


「それはそうかも知れません。ですがどうしてもいきたいのです」


 目に涙を浮かべるエレナ様。だが後ろにいる護衛達がとても心配そうな顔をしている。


 姫様を止めてくれ、そんな顔をしている。


「エレナ様、後ろの護衛の方達を見てください」


 その言葉で振り返るエレナ様。


「姫様、どうか危ないことしないでください」


 護衛の人達が説得しようとする。


「ですが私は」


「お気持ちは分かります。ですがお父様のお気持ちも考えてみてください」


 黙り込むエレナ様。それからしばらくして、


「ごめんなさい。私が子供だったわ」


 手を握りしめて何かを堪えている。


 護衛の人達は凄く安心したような顔をしている。


「皆様、どうかお父様と王都をよろしくお願いいたします」


 頭を下げて言ってくる。護衛の人達もそれに続き頭を下げる。


「頭をお上げください。姫様が簡単に頭を下げないでください。それと護衛の人達も」


 その言葉で頭を上げる。


「ですが、私にはこれくらいしか出来ることがございません」


「そんな事はございません。あなた様が笑顔で待っていてくださればそれだけで十分でござます」


「分かりました」


 エレナ様は、涙をぬぐいながら言った。


 それから、ある物を渡した。


「これは?」


 受け取った物が何なのか分からずはてなマークを浮かべている。


「これはテントですよ」


「何故テントを私に?」


 確かにテント一つあったところでどうしようもない。


「王都奪還にどれくらいかかるか分かりません。ですのでテントの中でゆっくりとお待ちください」


「テントの中でですか?」


「はい、とりあえず入ってみてください」


 疑問に思いながらテントを建てるエレナ様と護衛の人達。すぐにテントの設置が終わり中に入る。


「何ですかこれは!!」


 驚きの声が聞こえてきた。思った通り。


「ケンイチ様これはいったいどうなってるのですか? テントの中に家がございます」


 このテントは王都を起つ前に買っていた物で、今後の旅を快適にしようと少し改造をしていた。


「このテントは僕の魔法で空間を少しいじってあります。そのため外見よりも中はとても広くなっております」


「ですがどうしてテント中に庭と家があるのですか?」


「それはですね。中でトレーニングできるようにと思いまして、家は僕の手作りですよ」


 驚きすぎて声が出ない五人。


「私そんな魔法を聞いたことござません。どのよな魔法なんですか?」


「それは秘密です」


 少しがっかりするエリナ様。


「最後に周りにモンスターがここに近づかないように結界を張っておきますのでここから動かれないようにお願いいたします」


「分かりました。お気を付けて」


 エリナ様に見送られた後、シェリー達と合流して王都へと近づいた。


「ケンイチ、エリナ様のお願いを請け負ったのはいいけどどうやって取り返すの?」


「別に策なんてないよ。ただエリナ様の話を聞いたら断れなくてさ」


 あの話を聞いてしまったら断るわけにはいかないと思った。


「でも策なしで突っ込んだら負けるわよ」


「そうだね。魔族の基礎能力は私達よりも格上だよ」


「分かってる。だからこの三日間でいろいろ考えてたんだよ」


 それから、俺の作戦を皆に伝えた。


「それでいいんじゃない」


「いいと思うよ」


「了解」


 皆賛成でよかった。


 話しながら歩いている内に王都の見えるところまでやって来た。


 そこから見えたのは、空は昼間だと言うのに暗く、雰囲気は少し怖いと思ってしまう程だった。


 俺はまず王都全体を囲むように結界を張った。この結界には魔族達の特性を封じる付与をしている。


 その後、俺達二つのチームに分かれる。まず、正面から進入する囮役の俺とシェリー。もう一つは、王様達を救出するヒョウカとミカのチームである。


 救出チームの二人には姿を見えなくする付与をした結界を張った。


「その結界を張っている間はヒョウカ達の姿は見えなくなる。ただし、気配や足音など音は消えないから気を付けて」


「了解」


「それと、結界を解くときは解除と言うだけで解けるから」


「王様達を救出しようにも何処にいるんですか?」


「それなら分かっているよ」


 俺は、王都に結界を張ったときに気配察知を使って魔族の位置や王様達の居場所を探っていた。


「王様達は、城の地下に捕まっているよと思う」


「分かりました」


 ヒョウカ達に一通り伝え終わった後作戦開始となった。

もし誤字など気づいたことやアドバイス、感想などございましたらお気軽にお願いいたします。


もし続きが読みたい、面白かったと思ってもらえましたら、評価とブックマークお願いいたします。


もしよければ感想にレビューもお待ちしております。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ