第49話 護衛依頼 3
俺は、自身に透明化を付与した結界を張りソードマスター達に近づいた。
「失敗したぜ!!」
ソードマスターリーダーケイトが怒り口調で言った。
「リーダー落ち着いてください。一度失敗しただけじゃないですか。」
「そんなこと分かってんだよ。ただあのガキにやられたことが気に食わねえんだよ。」
「そうだぜ。なんで俺達があんなクソガキにやられないといけないんだ。もうちょっとでいい思い出来るはずだったのによ。」
ソードマスターのメンバーはかなりイライラしているようだった。
「そうだぜ。あいつにはたっぷりとお返ししてやらないとな。」
「ああそうだな。だが直接やっても面白くね。仲間の女達をかわいがってやろ。俺達に逆らったどうなるを教えてやろうじゃねえか。」
俺の脳内に一瞬仲間達の姿が浮かんだ。そして、俺の仲間に何かをしよとしているこの男達に対して怒りが芽生えていた、
「いつやるんだ?」
「そうだな・・・・・・今からでいいんじゃねえか。」
「いいな。もう皆寝ているころだろう。丁度いいじゃねえか。」
「あいつらの泣き叫ぶ姿が目に浮かぶぜ。」
そろそろいいかなと思い、
「何の姿が浮かぶんですか?」
俺の声を聞いたソードマスターのメンバーは一斉にこっちを見た。
「お前いつからそこにいた!!」
「あなた達が話し始めた辺りからですね。」
「聞かれたならしょうがない。全員でこいつを倒すぞ。」
ケイトの言葉に返事をしなかったが、剣を構えて戦う体勢整える。
それに合わせて俺も剣を構えた。
「おいおい、4人相手に正気か。笑わせてくれるぜ。」
「本当にな。だがこいつをいたぶって捕らえてあの女達の元に連れて行けば言うことも聞くだろ。」
「そりゃいいな。」
何とか冷静さを保っていた俺だがもう限界だった。
「好き勝手なこと言ってるが、お前らが俺に勝てるなんて天地がひっくり返ってもあり得ないんだよ。」
言葉を言い終わると同時に地面を蹴ってソードマスターのの4人に近づいた。
俺の接近に気づいた1人が切りかかってくるがそれを軽くかわしてその男を蹴り倒す。
他のメンバーも動きが一瞬止まった俺に切りかかってくるが、それをすべて交わして殴り倒す。
全員を一撃で倒してしまった。ソードマスターのメンバは気を失っている。
俺は、こいつら弱すぎだと思ってしまった。
それからすぐに全員をたたき起こすと、
「お前ら、なんで俺達を狙ったんだ。」
俺はどすのきいた声で語りかけた。
「かわいい子達のいるパーティーを見つけたので声をかけようかと思っただけです。」
怯えながらケイトが答えた。
「本当にそれだけか?」
「それと、ガキが」
「ガキだと。」
「いすみません。ケンイチさんが混じっていて狙い目だと思いました。それで、ケンイチさん達が受けたこの依頼を受けましたです。」
「なるほどな。よくお前ら見たいのが冒険者をやっているな。」
「今までは、襲った相手を脅して黙らせていましたです。」
かなり怯えているのかペラペラといろいろと話してくれる。
「お前らはこんな事を今までずっとしてたってことか。」
「そうです。」
「それですべてか?」
「はい。」
聞きたいことは聞けたしこいつらをどうしようかと考えていた。
すると、
「お兄ちゃん。そいつら動けないようにしとこうよ。」
後ろからミカの声が聞こえた。
「なんでミカがここに?」
「お兄ちゃんが馬車のから出ていくのが見えたからついてきた。」
「だが、途中から姿を消したはずだが。」
「その時は少し困ったけど、戦闘の音が聞こえたからすぐに場所が分かったよ。」
「そうだったんのか。だが、動けないようにしようにも縛るもの無いぞ。」
「それならこれ使って。」
ミカがロープを渡してきた。
「何処から持ってきたんだ?」
「馬車に積んであったから何かの役に立つと思って。」
「助かったよ。」
そのロープでソードマスターの4人を縛り動けにようにしてからリュウセイのメンバーが見張りをしている場所に向かった。
リュウセイが見張りをしている場所に着くとマコトさんと、ネネさんがいた。
「夜遅くにすみませんが今少しいいですか?」
「いいが、ケンイチ、まだ寝てなかったでござるか。」
「まあ、それでなんですけどこいつらをどうしようかと思いまして。」
「こいつらとは誰のことだ?」
マコトさんもネネさんも頭をかしげていた。
「そうでした。ミカこっちまで来てくれ。」
近くで待ってもらっていたミカを呼んでソードマスターの4人を連れてきてもらった。
「これはどういう事でござる?」
「すみません。どうしても彼らのことが気になって近くに行ってみたら、俺達を襲う算段を立てておりましたので、捕まえました。」
2人は今の話にかなり驚いていた。
「了解した。話とはそれだけでござるか?」
「それと、この4人は王都でも女性を襲っていたそうです。」
「分かった。こいつらの処分は明日までに考えておくでござる。だからケンイチ達はもう寝るでござる。」
「分かりました。見張り中に失礼しました。」
マコトさん達に一度頭を下げてから馬車へと戻っていくのだった。
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