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最強剣士異世界で無双する  作者: 夢見叶
序章 第4章 妹と学院祭そして卒業

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第43話  卒業式そして旅立ち

 学院祭から2年が経ち、卒業式の日を迎えた。


「早いわね。もう卒業なんて。」


 俺達4人はSクラスの教室に集っていた。


「皆はこれからどうするの?」


「私は冒険者にになるわ。」


「私も。」


「2人とも冒険者になるのか!!」


 驚いた感じに言うと、


「ケンイチあんた2年前にした約束忘れたの。」


 シェリーは少し怒りながら言ってきた。


「ウソだよ。忘れるわけないだろ。」


「それならいいんだけど。」


「約束って何なの?」


「そう言えばミカに話してなかったな。」


「私達2年前に卒業したら一緒にパーティーを組んで旅をしようって約束してるのよ。」


「何でそのこと私に黙っていたのかな。お・に・いちゃ・ん。」


 少し怒り気味に聞いてくる。


「悪い。ただいい忘れていただけなんだ。」


「本当かな?」


「本当だ。信じてくれ。」


「信じるよ。それでなんだけど、私もその約束に入れてくれないかな?」


「いいに決まってるでしょ。私達もう仲間なんだから。」


「ありがとう、シェリー。」


 嬉しかったのか、ミカの目に涙が浮かんでいた。


「もう、泣かなくてもいいでしょ。」


 シェリーはなんだか困った顔をしていた。


「そうだよね。」


「でも、お前達の家は、侯爵家と伯爵家だろ。大丈夫なのか?」


 シェリー達3人は貴族である。だからと思ったが、


「私は大丈夫だよ。神様がうまいことやってくれるはずだから。」


 もう神様何でもありだなと思った。


「私達は、何とか父さんを説得するつもりだけどダメなら家を出る覚悟よ。」


 覚悟に満ちあふれた顔をしている。


 そんな事を話していると、


「皆さん席に着いてください。最後のホームルームですよ。」


 このクラスの担任であり学院長のゼルネス先生が入ってきた。その声を聞き自分たちの席へと戻った。



「本日でお主らもこの学院を卒業する。どんな道に進むかはお主らの自由じゃが、自分や仲間達を信じることだけは忘れないでくれ。わしから伝えたいことはそれだけじゃ。それではお主らに冒険者カード渡すから名前が呼ばれたら取りこい。」


「はい!!」(ケンイチ・シェリー・ヒョウカ・ミカ・アレクシス)


 俺から順番に冒険者カード取りに行った。その冒険者カードには自分の情報と『B』と言う文字が書いてあった。この文字は、このカードの持ち主をBランク冒険者と証明してくれる物である。


 普通この学院を卒業して冒険者になる者はCランクから始めることになる。ただし、学院在学中に何らかの成果を上げるとBランクからの開始になることもある。俺達の場合は、1年の時の学院祭で優勝やそれ以外の課外授業での成果が認められてBランクからの開始となった。


 冒険者カードを渡し終わった後、


「皆、元気でな。」


 それだけ言い、教室を後にするのだった。


「終わっちゃったわね。」


「そうね。でも私達の冒険はこれから始まるんだからね。」


 少ししんみりとしていたミカはシェリーの言葉を聞き、元気になった。


「そうよね。これからお兄ちゃんとの楽しい冒険が待っているもんね。」


「まあ、それでいいわよ。」


「それでこれからどうするんだ?」


「私とヒョウカは一旦家に戻るって、父さんを説得するわ。それで、日が沈む頃に東門に集合でどうかしら?」


「分かった。」


 集合場所も決めて俺達は一旦別れた。2人は元々寮に荷物を殆ど置いていなかったため、寮へと戻らずにそのまま家へと帰っていった。


 俺とミカは一旦寮へと戻った後、集合場所である東門へと向かった。


「ミカも一旦家に戻らなくてよかったのか?」


「言ったでしょ。神様がうまいことやってくれるって。」


 そう言えばそんな事を言っていた気がする。


「それでもな~。」


「いいのよ。多分私の記憶はもうないと思うから。」


「どういうこだ?」


「それはね。こっちの世界に来るときに神様から言われたの、学院を卒業すると同時にこっちの世界でのあなたの両親やその周りの人々の記憶は消えますからとね。」


「そうだったのか。」


「うん。お兄ちゃんが気にしないでね。私は平気だよから。」


「それならいいんだが。」


 ミカと話している間にシェリー達との集合場所へと着いた。辺りを見渡してもまだシェリー達は着いてはいないようだった。


「まだシェリー達来てないね。」


「そうだな。そこの喫茶店でお茶でも飲みながら待つことにしようか。」


「分かった。」


 門近くにあった店へと入っていった。





 一方その頃、シェリー達は、


「ただいま帰りました。」


「お帰りなさいませ、シェリーお嬢様にヒョウカお嬢様。」


 執事のケインが出迎えてくれる。


「お父様は帰っておられますの?」


「お戻りになられております。」


 ケインと話していたら、


「シェリーにヒョウカ戻ったか。」


 2階より父親が降りてきた。


「お久しぶりでございます。お父様。」


「お久しぶりです。お父様。」


「そんな挨拶よりも先に成績はどうだったんだ。こっちへと帰ってきたと言うことは今日が卒業式だったのだろう。」


「その通りでございます。私は次席でヒョウカは学年4位での卒業となりました。」


 それを聞いた父親は、さっきまでの穏やかそうな顔から、怒りに満ちた顔へと変わっていった。


「あれほど主席で卒業しろ言っただろ。これまでお前達に育成にどれだけの時間と金をかけたと思っているんだ。お前達は明日から王国兵士団に入れる。いいな。」


 それだけ言うとまた2階へと戻って言おうとした。すると、


「私達は王国兵団には入りません。冒険者になります。」


 それを聞いた父親は階段を降りてくると、シェリーに近づきビンタをした。


「この出来損ないが。何処まで俺のどれだけ恥をかかせれば気が済むのだ。」


 そんな事を言いながらもう一度シェリーを叩こうとする。それを見ていたヒョウカは、父親に槍を向けた。


「これ以上お姉ちゃんにいじめないで。」


「ヒョウカお前までもこの父親の言うことが聞けんと言うのか。」


「聞けない。私達はあなたの道具じゃないから。」


 いつもあまりしゃべらないヒョウカが怒りに満ちた声で父親に言い放った。


「なんだその口の利き方は、それに親に武器を向けてただですむと思っているのか。皆のも2人を引っ捕らえて部屋へ閉じ込めろ。」


「はぁ!!」(使用人達」


「お姉ちゃん行くよ。」


 ヒョウカに手を引っ張られて家を後にして剣一達との集合場所へと向かった。





 そろそろシェリー達との待ち合わせの時間かなと思い店を出ると、目の前からシェリーとヒョウカが走りながらこちらへと走ってきた。


「2人とも急いで追われてるの。」


「分かったけど、後で理由を聞かせてもらうぞ。」


「ええ、分かったわ。」


 シェリー達と合流して急いで門を出て王都を後にした。その後、近くの森へと入りテレポートを使ってハイネ村へと向かった。


「ここまで来れば安心だな。それよりなんで追われてたんだ?」


「説得に失敗して父さんと喧嘩になって家を出てきたのよ。それで使用人達に父さんが私達を捕まえるように指示を出したのよ。後はそれから逃げながらケンイチ達との待ち合わせ場所に向かったって訳よ。」


「そうだったのか。それじゃ、すぐに王都には戻れないし少しの間ハイネ村に身を隠しているしかないかな。」


「そうね。さすがにここまでは追ってこないでしょうしね。ヒョウカとシェリーもそれでいいかしら?」


「私はいいよ。」


「私もそれでいいと思う。」


 2人も賛成の用だった。その後、俺の家へと移動して父さん達に事情を説明して、身を隠すことになった。


 それから1ヵ月が経ち俺達はいよいよ、冒険者として旅立つのだった。


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