第6話 シャワー室増設
接客を任したノリちゃんによると辺境伯爵領は、このベースキャンプ(商人や冒険者が野営地等にしている所)から北に馬車で5日の距離らしい。
馬車だと1日60km〜100km 約300km〜400kmって所かバスだと10〜12時間って所かな、さてその前にナビが見てみるかなっと!
メニュー開く前の画面が地図表示されててる・・・。
何これチョット目を離したらナビ復帰って・・・。
勝手に機能増えるんかな?
まぁナビはナビがお仕事だから復活は当たり前か・・・。気にしたら負けだ、気にしない気にしないっと
しかしチョットお客さん匂うな、どうせだからシャワー室増設すっか、このままだと匂いにやられる!
メニュー[追加機能]シャワー室増設っと(ポチっとな)
メニュー「シャワー室を増設しました。」
仕事はや!! どこに出来たんだ!ってナビに車内表示が・・・。
何これ音声認識でもあるんか?てか声だしてねーんだけど、バスに心の中読まれてる?俺ってニュータイプ?私にも敵が見える!みたいな!
それはさておき間取りはっと一番後ろのトイレ&化粧室の奥か、早速使って貰うかな、飯食ってないし
「ノリちゃん、こっち来て〜」
「はい」
「シャワー室増設したからお客様に入って貰って」
「え!いつの間に設置してたんですか?」
「今、お客さん臭いんだもん」
「確かにそうですが・・・。」
「んで着替えとか何だけど、どうもこのバスに載せてた物が補給リストにあるから、それ渡そうと思う。ノリちゃん良いかな?」
「良いですけど、サイズ合うかわかりませんよー」
「まぁ下着以外は俺のおニューのスウェット上下セットあるし最悪スウェットだけでも良いか、じゃあチョイと取ってくる、お客さん案内しといてトイレの奥に扉あるから」
使い方は現代人のノリちゃんなら見て分かるだろうし水とお湯しか無いから平気だろう。
面倒な説明はノリちゃんにして貰おーっとw
あ!ボディソープとリンスインシャンプーとハンドタオルとバスタオルもか危ね二度手間に成る所だった。
ヨシ!揃ったぞトイレ&化粧室の所で渡すか。
「ノリちゃんお風呂セット置いとくよ〜」
「はい、わかりました。」
こうしてシャワー&昼飯が済み、お客さんが小綺麗になったので、改めて出発。
到着予定は0時〜2時の真夜中だな果たしてどうなる事やら