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プロローグ
処女作です。
至らないところがあると思いますが、生暖かく見守って下さい。
俺の名前は長居道行 勤続20年の中堅運転士だ。
今日も相方のバスガイド(のりこちゃん)と一緒にお客様の所へ向かって行く最中だったのだが、突然前が見えないぐらいの霧が発生して危ないのでハザードを点けて停止した。
「おっかしいなー、今日って霧なんて予報でてた?」
「そんな予報出てませんよ、長居さん」
「のりこちゃんチョット運行にTELしてもらって良いかな?報・連・相して状況確認だ。」
「はい、わかりました〜。ってか何故か圏外ですけど長居さん電波着てます?」
「あれ、俺のも圏外だ・・・。どーっすかな、霧が晴れるまで待つか、下手に動かして擦るのもやだし、てかGPSも受信してねえどうなってるんだ?」
「長居さん、ラジオも受信しないんですけど、おかしくないですか?」
「え?! ラジオもだって! いくら山間でもおかしいな。どーすっかな」
「まぁ霧が晴れるまで待ちましょうよ長居さん」
「そうだな前が見えなくちゃどうにもならんし暫くの間待つか」
こうして一時間後・・・。