表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ものもらい  作者: CHITA
5/5

助けてっ・・・


ガッ、ガッ---。


「そんなっ、うそでしょ!?」


 あたしの目の間にはぼろ小屋の取っ手がある。だが、その取っ手の先のドアは押しても引いてもあたしを中へ受け入れようとしてくれない。


「あけっ、あけよ!!」


 ガンガンと取っ手を握りこじ開けようとする。なんでよりによってこのタイミングで開かないのだ。中で道具が邪魔しているのだろうか。さっきまでは開いていたわけだから、開くはずなのだ。開くはずなのに・・・。




 ---ガサッガサッ。




  アイツが来てしまう!早く!早く開け!!開け!!!



「はやくっ!!!!!」



---ガコッ



 あたしの思いが通じたのだろうか、ドアの向こうで木の鈍い音がなり小屋の中へドアが開いていく。だが、ドアの先に希望は待っていなかった。


 あたしが見上げた先には熊のような体躯の男が立っていた。腕が太く、肩回りが服の上からでも分かるほど隆起している。貴族の用心棒や傭兵でよく見る体格であった。どうやらここ(ぼろ小屋)は熊男のものだったようだ。後ろを振り向くとアイツがやってくる、前門の熊後門の狼であろうか。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ