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アイドル  作者: みそぼん
1/1

この話の世界観

初です適当です眠いです

世は戦国時代。

戦、戦、戦。

力のない者は切り捨てられ、消え去るのみ。

逆に力の有る者は称えられ、強力な地位と名誉が得られる。

そんな、クソみたいな時代から早、40年。

時代は変わった。

戦は、より強力な後ろ盾を得るものへとかわってしまった。

自分の能力よりどれほどスポンサーに好かれるか。それがこの時代を生き抜く術となったのだ。いつも周囲を警戒し、時には仲間を裏切ることがあった時代とは違い、周囲の印象よく振る舞い、仲間を増やす事が優先される時代となった。

40年前は「こんな時代生きていけない」と思ったものだが、今の方がよっぽどゴミみたいな死にたくなるような時代だ。

何故なら40年前とは違い、今のヤツらは「自分」がない。前なら生き抜くために「自分特有の何か」が必要だった。他のヤツと同じだとすぐに雑魚どもに埋もれてしまう。

上に立てない。上のヤツに利用され挙げ句の果てに捨てられ消される。

今のガキどもは違う。

みんながみんな、有力貴族等に笑顔でペコペコ頭を下げ、時には身体を差し出す。

それを端から見ていて残念に思う。

お前らはそこの豚どもの機嫌をとるために、肉便器になるために生まれてきたのか?と。

だが、俺の立場上、それは禁句だ。


俺は、今の若者を出世させるための仲介人だ。ひとりでも多くのガキを沢山の金持ちに売れば金が入ってくる。そーいう仕事だ。

収入は40年前の地獄より遥かに多い。あ、今も若者にとっては地獄だが。

30年くらい前に妻がいたが、彼女も40年前の地獄の「生存者」だったが故に結婚という「平和」が耐えられなかったのだろう。結婚3年目にして子供を連れてどこかへ消えてしまった。

その事件以来、真面目に恋愛をしていない。俺にそんな「平和」は必要ないのだ。と悟ったからだ。

今、彼女が生きていたら可愛らしいババァになってるんだろうか。

俺には職業柄、40年前の「生存者」の知り合いは多い。ただ、みんな色々だ。俺のような底辺に落ちた者、セカンドライフで成功した者、まだ現役で戦っている者もいる。現役といっても、事実、象徴のような扱いで実際に現場に行く事は滅多になく、取材を受ける事が多いくらいだ。

現役のヤツとは特に仲がいいから、よく呑みに行く。今の情勢や今後の可能性とか最近行った風俗の話なんかをする。これが次のビジネスで大きく役立つのだ。


俺たちの昔話をしよう。

俺たちには夢があった。

40年前の俺たちの仕事は、もともと、一般人からすれば目立つ仕事。

ただ、「こちら」側からすれば地位の低い仕事だった。その中で争い、より上を目指していたのだ。「こちら」側の人間から称えられ、強力な地位と名誉は手に入る一方でそれに浸る「猶予」は少なかった。

より一層、「こちら」側のヤツに利用されるから。

そう、雑魚を利用して這い上がる俺たちを「こちら」側の人間が利用していたのだ。

俺たちは「こちら」側の人間を討つ。

そんな夢だ。

だが、あいつらは時代の変化と共に時代に溶け込みやがったんだ。

結局、俺らの夢は叶わないどころか俺はヤツらに吸収されて俺も「こちら」側の人間になっちまったわけだがな。

とりあえず1000字程度だけ書きました。

適当に気が向いたら細かい設定加えていくんで、末長くよろしくお願いします。

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