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第1話 回復魔法ー。かいふくまほう!

 ふわり。ふんわり、ふわふわ。

  

 回復魔法ー。かいふくまほう!


 わたしの子どものふわりには少しだけ変わったところがありました。

 それは『せなかに小さな天使のつばさがあったこと』です。

 天使みたいにとってもかわいいふわりには本当に小さな天使のつばさがありました。(とってもびっくりしました)

 せなかに小さな天使のつばさがあることいがいは、ふわりは普通のかわいい子どもでした。(わたしにとっては世界で一番大切で、世界で一番かわいい子どもでした)

「まま、まま」

「なーに。ふわり」

「お薬飲みたくない」

 とっても嫌そうな顔をしてふわりは言いました。

「だめよ。ふわり。お薬は飲まなくちゃ。約束したでしょ?」

 ふわりは頬を膨らませて、小さな天使のつばさをぱたぱたと動かしました。

 それからふわりはとっても嫌そうだったけど、お薬をちゃんと飲んでくれました。(よかった)

「まま、まま」

「うん。なーに。ふわり」

「かいふくまほう!」

 ふわりはわたしにぎゅっと抱きつきながらそう言いました。

「回復魔法」

 わたしはぎゅっと同じようにふわりのとっても小さな体を抱きしめながら言いました。

 あったかくて柔らかくて、(ひだまりみたいな)いい匂いのするふわりの体。それから、せなかにある、ふわふわの小さな天使のつばさ。

 そんなふわりのなにもかもが愛おしくて、なにもかもが奇跡みたいでした。

「ふわり。生まれてきてくれて、本当にありがとう」

 わたしはふわりの顔を見て、言いました。

 ふわりはきょとんとした顔をして、わたしの顔をじっと見ていました。

「まま、だいすき」

 ふわりはにっこりと笑ってわたしにそう言いました。

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