第5話「スリィの涙と、ティアの怒り!」
第2章:ちっぱい連盟結成!
第5話「スリィの涙と、ティアの怒り!」
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放課後の学園中庭。
ティアとスリィは瓦礫の隅で、持ち寄ったスープ缶を火にかけていた。
「……勝ったのはいいけど、補給がねぇ……」
「でも、美味しいです。ティア先輩と一緒に食べると」
スリィが微笑む。
その笑顔は、ちっぱいの誇りと希望を宿す光そのものだった。
――だが、その背後に忍び寄る、影。
草木がざわめいた。
> 「……このぬくもりを壊すのが、私の役目なんです」
姿を現したのは、冷ややかな笑みを浮かべた少女。
つややかな黒髪。完璧に整ったボディ。
その胸は――Fカップ、ぴたりと張り付くレオタードに包まれていた。
巨乳帝国第七将――洗脳官
> 「ちっぱいって……本当に惨めね」
スリィが震える。
> 「あなた……あの時の……!」
サグミルはふわりと宙に浮くと、両手を広げた。
技:精神浸透乳波
優しい光があたりに降り注ぐ。
まるで母のような愛。……けれどそれは、服従を強いる愛。
> 「ちっぱいなんて辛いだけ。誰かに愛されたいなら……“ボイン”になるしかないのよ」
> 「あなたの中の“寂しさ”が、そう言ってる」
> 「……違う……そんなの、違うッ!!」
スリィが叫んだ。
だが涙は止まらない。
心の奥を突かれたその言葉は、傷になって胸をえぐった。
ティアが立ち上がる。拳を握り、サグミルをにらみつける。
> 「てめぇは間違ってる。
“愛されるために”胸が必要だなんて……くだらねぇよ!!」
ティアの技:胸圧逆転掌!!
放たれた気功が、サグミルの乳波動とぶつかり、空気が爆ぜる!
> 「スリィ、お前が泣く理由は一つだけ!
お前の“誇り”を汚されたからだ!!」
> 「それを取り返すんだ、今ここで!!」
スリィが目を見開く。
> 「……私の、ちっぱいを……私自身を、取り戻す!!」
連携技:ちっぱい双撃《ピン・ミニ・クラッシュ!》
ティアとスリィの拳が交差し、サグミルの胸へ直撃!
彼女のレオタードが裂け、圧倒的だった巨乳の光が――消えた。
> 「う、うそ……わたしの……母性が……」
サグミル、撃破。
崩れ落ちる彼女を見ながら、スリィは小さく呟く。
> 「……愛されたいって、気持ちは嘘じゃなかった。
でも、それを“胸の大きさ”で決められたくない――!」
ティアは笑い、スリィの肩に手を置いた。
> 「よく言った。さあ、“反撃”を始めようぜ」