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第4話「その名は、パッド・エンジェル! ―仲間よ、我が胸に集え―」


第2章:ちっぱい連盟結成!

第4話「その名は、パッド・エンジェル! ―仲間よ、我が胸に集え―」



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学園の屋上。夕暮れの柔らかな光が瓦礫を照らす中、ティア・ピンは荒い息をついていた。

破れたぺたんこスーツの胸元からは、薄く肌が見え隠れし、彼女の小さな胸は誇り高く、まるでこの世界に抗う意思そのもののように揺れていた。


「はぁ……また服が……」


呟きながらも、ティアは胸に手を当てて深呼吸する。

「こんなことで怯む私じゃない……!」


その時、屋上の隅から軽やかな足音が近づいてきた。


白銀の羽根を背にした少女が、まるで風のように舞い降りる。


「初めまして、ティア・ピン先輩。」


彼女の声は透き通るように清らかで、それでいて芯の強さを感じさせた。



---


スリィ・ミニモア――通称パッド・エンジェル。

彼女は腰に装備した光るパッドを掲げた。


「私は、ちっぱいの誇りを守るため、あなたと共に戦うことを望んで来ました。」


瞳は真剣そのもの。ティアはその決意を胸に刻んだ。


「仲間がいるなら心強い。ようこそ、ちっぱい連盟へ。」


二人の小さな拳が軽く触れ合い、その瞬間‥





ティアはそのまなざしに応え、にっこりと笑った。

---


しかし、平穏は長くは続かない。


「ふふ……貧乳同士、甘い話をしてる暇はないわよ」


突如、瓦礫の影から姿を現す黒い人影。


現れたのは爆乳八天将・第六将――

“幻乳忍者” ジャグジャガ・クノイチ


しなやかな体に密着スーツ、そこから溢れる巨乳が、異様な存在感を放っていた。


> 「乳圧ワイヤー――発動♡」




次の瞬間、透明な乳状ワイヤーが四方八方から放たれた!



---


> 「きゃっ!? ちょっと……くすぐった……あぁんっ!」




スリィの腕と腰が絡め取られ、バランスを崩す。

風にあおられたスカートがひらりとめくれ、ホーリィ・パッドがずれかけた。


> 「ぐっ……!」

ティアはその場に踏み込み、スリィをかばうように立ちはだかる。




> 「スリィ、目を覚ませ! これが“ボインの罠”だ!」





---


だがジャグジャガはニヤリと笑う。


> 「フフッ……“幻乳分身の術”ッ!」




ぱんっ、と音を立てて彼女の身体が三体に増える。


しかも――

すべてがKカップ以上の爆乳忍者。


> 「さあ、どの私が本物かしら?」





---


「甘いッ!!」


スリィが叫んだ!


その瞳には怯えの影はなく、むしろ――闘志が燃えていた。


> 「私の“パッドセンサー”は、張りぼての質感を見抜くのよ!!」




スリィの手が光る!


スリィの技:反重力パッドブースト《フラット・リフレクター》!


小さな胸から放たれた光線が、幻の分身を次々に消し去る!


「ナイスだ、スリィ!」


ティアが跳び上がり――拳に力を込めた。



---


「終わりだ、ジャグジャガ!!」


技名:零乳粉砕拳ゼロバスト・ブレイカー


拳が命中すると同時に、ジャグジャガの爆乳ワイヤーが霧散し、

衣装が破れ、残されたのは――ちっぱい分身だった。


> 「まさか……この“幻乳”までも……!?」




ドサッと倒れるジャグジャガ。


ティアとスリィは、風に揺れる屋上でしっかりと向き合った。



---


> 「スリィ、あんた……やるじゃん」




> 「先輩の背中に追いつきたくて……!」




二人の拳が、もう一度重なる。


> 「これが“ちっぱい連盟”よ」











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