最終話:ちっぱい・レボリューション
『ちっぱい★ウォーズ! ―この世はボインが正義!?―』
最終話:ちっぱい・レボリューション
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空が割れた。
世界が、乳に飲まれようとしていた。
金色に輝く超巨乳神――**神乳**は、空間そのものを乳圧で満たしていく。
「貧も豊も……全ては“バスト”に帰すべきなのです……。
あなたたちは、小さすぎる。」
大地が呻き、空が膨らむ。
ただ立っているだけで意識が融けていくような、圧倒的存在感。
だが――ティア・ピンは、そこに立っていた。
> 「そう……私は小さい。
でもな、それは“誇り”だ!!!」
全身に張り巡らされた“ぺたんこスーツMk-Z”が光り出す。
ティアの背後には、仲間たち――スリィ、パッド、そして目覚めた姉・シェリアが並ぶ。
「一人じゃないよ。私たち“ちっぱい”は、世界に抗う連帯なんだッ!」
最終連携奥義
《零圧拳・ちっぱいレゾナンス》
ティアの拳に、仲間たちの想いが重なる。
スリィの風。
パッドの光。
シェリアの優しさ。
全てが収束し、“最小”にして“最大”の力となる。
「これが……ちっぱいの革命だァァァァァッ!!!!!」
拳が、神の胸に叩き込まれる。
乳圧の結界が砕け、宇宙のような闇が広がったその中心に――
一粒の、やわらかな、光。
それは“ちっぱい”という、自由な形の存在だった。
神乳は静かに笑い、ゆっくりと溶けていった。
「あなたたちは……新しい乳の形……。
“バストの定義”は……更新された……」
そう呟き、神乳は消えた。
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空は晴れ渡っていた。
瓦礫の上に立つティアが、胸を張って宣言する。
> 「この世界では、もう誰も――
胸の大きさで泣いたりしないッ!!!」
学園には自由な制服が導入され、乳による身分制度は撤廃。
貧も豊も、ありのままの自分を誇れる時代が訪れた。
小さな胸で、大きな世界を変えた少女。
その名は――ティア・ピン。
> そして、彼女の胸には、今も変わらぬ“ちっぱいの誇り”が灯っている。
完




