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第22話「乳の星の記憶!ティアの秘密」
★第22話「乳の星の記憶!ティアの秘密」
天を切り張って降りたグランママーの機體から放たれる光影は、まるで乳の星自身が存在を示すかのようだった。
その雰囲気に惊けつつも、ティアの眼は気高く優しく。 ただ、そこにあるのは「懐かしさ」じゃなく、記憶の格闘だった。
「その声…その光…わたしは、知ってる…」
描かれたグランママーのエンブレムが、ぼうと光りながら、ティアに多重に響いを押しつける。
「お母さん……」
ふと泣き声がもれた。
その瞬間、グランママーの内部系の一部が、みずみずしくうねりを始める。まるで、誰かのイメージデータを反映するような情報展開。
そこに、まるで大女神のような婦性があらわれ、ティアに向かって笑みかける。
「ティア…。あなたは、徒中で止まる子ではないわね…」
「記憶を、勝手に抱えないで…。母のような光も、手に取れる。それがあなた、ちっぱいの勇者なのよ…」
伝説の光の刀が、ティアの腹の奥底で黒然と燃え始める。
それは、乳の星の力を源とした「ちっぱいの歴史」の、真の解放だった。




