第16話:「宣戦布告!乳帝エキドナと、聖乳騎士団襲来!」
『ちっぱい★ウォーズ! ―この世はボインが正義!?―』
第16話:「宣戦布告!乳帝エキドナと、聖乳騎士団襲来!」
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【ちっぱい連盟仮本部・夜明け】
朝焼けが、廃都市の上空を淡く染める。
「……来るぞ」
瓦礫の上で風を感じ取ったパンタ・レイが呟いた。
その瞬間、地鳴りが響く。
遥か遠くの空に、光の帯が走った。
> 《乳帝国正式通達:本日正午、帝都バストドームにてちっぱい連盟の討滅を開始する》
《全乳力兵器、開放》
《聖乳騎士団、出撃準備完了》
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【宣戦布告】
帝都空中に浮かぶ“乳雲”の上、
乳帝・エキドナ・フルバーストが、白金のローブを翻す。
「すべての乳に告げる――この世に“貧しさ”など不要。
価値なき胸を誇るなら、それごと世界から消し去りなさい」
その言葉に呼応するように、七つの光が彼女の背後に立ち現れる。
それは――巨乳帝国最強の精鋭、《聖乳騎士団》だった。
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【迎え撃つちっぱい連盟】
ティアたちは、地下に眠っていた「旧首都バストラグーン」の廃都市を急造防衛線として選んでいた。
スリィとパッドが防衛装置を展開し、パンタが地脈を繋ぐ。
ティアは中央塔の上で拳を握る。
「来いよ……“この胸”が、ただの飾りじゃないって証明してやる!」
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【開戦!第一騎士 vs ティア】
最初に現れたのは、《聖乳騎士団・第一槍》――
ナイト・マモリーヌ。全身を乳鉄装で包み、左右に二つの“乳圧ランス”を携える。
「我がランスに、折れぬ貧乳なし――討ち果たす、ティア・ピン!!」
突撃。
空間が歪むほどの衝撃が走る。
ティアのスーツが軋み、両足が地面にめり込む。
「くっ……速いッ……でも!」
ティアは地を這うように身を滑らせ、乳圧ランスをかわす。
> 「私はもう、“力”に屈しない……!」
そして、ティアの拳が赤熱する。
> 「ゼロ・ピン・ドライヴ!!!」
命を削る連撃――
8連打のうちの最後の一撃が、マモリーヌの胸鎧を砕いた!
「なっ……私の……バスト・コアが……!!」
ドォン――ッ!!
爆煙とともに倒れるマモリーヌ。
だが、それは始まりに過ぎなかった。
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【次々現れる敵騎士たち】
・《第二騎士》バスト=スナイパー:遠距離“ミルク狙撃”の達人
・《第四騎士》ドムドム姉妹:連結乳力機構で連携攻撃を仕掛けてくる双子
・《第七騎士》アモーレ・オーバード:感情を乳に変換する“乳気弾道”の使い手
ティアたちは防戦を強いられ、スリィが狙撃を受けて倒れる!
「スリィっ!!」
が――その時、
ティアの胸のゼロ・ブラが、淡く共鳴し始めた。
> 「……目覚めなさい、“真のゼロ”よ」
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【ティア覚醒:“ゼロ・セカンドフォーム”】
スーツが光に包まれる。
肩と腹部の装甲が変形し、胸元に浮かび上がる“ゼロ・インフィニティ”の刻印。
> 「私は、“ちっぱいの可能性”そのもの……!」
ティアの身体から放たれる乳力波動は、かつてない規模。
その力に、乳騎士団がたじろぐ。




