表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/27

第13話:「ゼロカップ解放!禁断のブラ、発動!!」




---


『ちっぱい★ウォーズ! ―この世はボインが正義!?―』

第13話:「ゼロカップ解放!禁断のブラ、発動!!」



---


【ママミルク農場・最深部】


濃厚な“乳霧”が視界を覆っていた。

天井の灯りすらぼやけ、白く霞む中に、重く鈍い足音が響く。


「……おまえたちの“誇り”など、所詮、栄養にならぬ乳首にゅうしゅごっこ」


ドスン、ドスン。


圧倒的な質量とともに現れるは、

母乳戦鬼ミルドラ――その胸はもはや“装備”だった。


左右のバストに直結されたミルク・キャノンタンクが、乳圧をチャージしてゆく。


> 「見せてやろう、帝国の母性力ぼせいちからというものを!」





---


【戦闘開始】


「来るよスリィ、気を抜くな!」


ティアは霧の中、空気を読むように片膝をついた。

耳を澄ます。ミルドラの乳圧は空間を揺らしている。


スリィは恐怖で肩を震わせながらも、拳を握りしめる。


「わ、私……怖いけど……逃げたくない!」



---


【ミルドラの奥義:搾乳波動拳・全開】


「すべてのちっぱいに、制裁をッ!!」


ミルドラが腕を前に突き出した瞬間、

ミルク・タンクから極太の乳白色ビームが放たれた!!


――《搾乳波動拳・完全展開》!!


空間を裂く乳光。瓦礫を焼き、壁を吹き飛ばすその一撃が、ティアを狙う。


「ッ――来いよッ!!」

ティアは叫び、真正面から拳を突き出す。


《拳圧:ちっぱい反撃波リバース・ニップラッシュ!!》


激突の衝撃が、農場全体を揺るがせる。



---


【ゼロカップ・ブラ、覚醒】


その時だった。

崩れた壁の向こう――

銀の光が、静かに棚の中で脈動していた。


「……あれが、“ゼロカップ・ブラ”?!」


ノップが即座に警告を発する。


> 《警告:ゼロカップ・ブラは、全乳力バストマナを“無”に還す》

《装着者の乳力も、例外ではありません》




「私が……着ける」


そう呟いたのは、スリィだった。


ティアが振り向く。


「……スリィ?」


「私……戦うよ。“乳力”じゃなく、信じる気持ちで!!」


スリィは銀のブラを掴み、躊躇なく装着した。


次の瞬間――


世界が、震えた。



---


【ゼロカップ・ブラ:発動】


「これが……全ての乳圧を打ち消す、ゼロの力!!」


スリィの身体から、静かな波動が広がっていく。


バスト値すら存在しない、完全なる“平坦”の波動。

それは、乳力ちからへの最大のカウンターだった。


「なっ、なにィ……!? 私のミルクキャノンが……止まって……!?」


ミルドラの巨乳が、みるみるしぼんでいく。


> 「きゃああああッ!? わ、私の母性がぁぁぁ!!」





---


【勝利とその代償】


スリィはふらつきながら、ゆっくりティアの方へ歩いてくる。

胸は――完全なゼロ。

それでも、彼女の顔には自信と誇りが宿っていた。


「ティア……わたし、やれたよ……!」


ティアは、しっかりと彼女の手を握った。


「ありがとう。スリィ。あんたは、最高のちっぱいだ」






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ