驕り
赤ん坊は、見るもの 聴くもの 触れるもの 口に含んだもの
全部をスポンジのように吸収して大きくなっていくけれど
既に生まれている「大人」と呼ばれる人間たちが「子供」と呼んで成熟していないという
未熟だから 経験がないからと云う
赤ん坊という本当に生まれ持ったもの以外真っ新な彼らは本当に「未熟」だろうか?
「子供」になった時に 自分の感情について疑問の種を抱く
そして多くの人は経験で心を理解して 折り合いをつけて 「大人」になる
大人は経験で頭でっかちになって 無駄な私欲を形に表す
常識や風俗に捉われて 意固地になって 無駄な争いを産んで 結局は壊して創ってを繰り返す
「完全な未熟」の方が 本来の人間ではないのだろうか?
「人間は動物とは違う」 その驕りが取れることは 大人になってしまえば刷り込まれて 完全に消えることはない
この地球という星で 一番知能のない存在は 大人になった人間なのではないだろうか
ずっと取れない、心のモヤモヤを文にしてみました。