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まとも

作者: ぽんぽ子

学者は理屈を捏ね回して、それを人間の進歩だと勘違いして偉ぶって。

でもどんなに学問をしようとも彼らが進歩することはないだろう。

東大出てもバカはバカ。

学問しか脳にないじゃないか。

もしも、いつか人に革新があるなら、それはきっと、心の進歩に他ならないだろう。


何で世界中で人間が悪いことばかりするのか。

人の行いの根本は、欲を満たすことだ。

でも欲を満たすときに、自分のことしか考えないから間違いをおかす。

属する集団、人間社会のことしか考えられないから間違いをおかす。

心が未熟だから、心が外に拡がらない。

彼ら人間の心は社会の中に引きこもって出て来ようとしない。

自分が良ければいいのさ。

思いやりや優しさなんてどこ吹く風。

豚の生活。

ハエの生活。

木の生活。

知ったことじゃない。

どうなってもいいじゃん。

自分がよければいいじゃん。

それが人間社会だ、

人間の悪こそが社会の本質なんだ。



幾年もの間、社会から距離をとって生きてきた。

ようやく、人間社会という集団がもたらす歪んだ価値観から解放された気がする。

社会通念は人と社会の利益になる物以外を役立たずとして排除する。

そんな人たちの仲間じゃいられないよ。


もう何も欲しくない。

ただ地球とともにありたい。

ただ生きていたい。

ただそうであるように。

もう搾取も破壊も暴力も悲しみもいらない。

食べて寝る。

楽しいことをする。

死ぬときに死ぬだけ。

そんな生き方でいい。


それでも人間よりはまともだ。


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