表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/8

仲間(1)

月に一度の更新

「ふむふむ。さっぱり分からん。」


俺は現在とある洞窟に来ていた。

数日前ギルドでギルドカードを受け取った俺は早速クエストを発注し意気揚々と来たは良いものの、洞窟の中は迷路の様な構造になっていたのである。もはや俺の十八番と言っても過言ではないのでは?と思う。


そして腹が減った。食料が尽きてしまったのだ。

「エリナさんが日帰り出来る難易度だって言うから来たのに今日で五日目だ。あ、やばい‥‥意識が‥‥。」



〉〉〉〉



「う‥‥頭が痛い‥‥。」

「おや?目が覚めた様ですね。」

「ん?君は?」

「私はサーシャです。こう見えてCランク冒険者なんですよ。」

「そうなのか。」

「あれ?スルー?」

「俺はカイン。Bランク冒険者だ。」

「ふ〜ん。Bラン‥Bランク!?嘘だ!」

「嘘じゃない。ほらギルドカード。」

俺がそう言って縁が銀色のカードを取り出した。


ギルドカードは色でランクが分かる様に成っている。

上から黒、金、銀、青、黄、白、灰色の順に成っている。


「これ本物?偽物じゃないの?お兄さん。ギルドカードの複製はダメなんだよ?」

「失礼だな。れっきとした本物だ。」

「ふ〜ん。ならお兄さんの実力を見込んで頼みが有るんだけど。」

「断る。俺は暇じゃないんだ。」


俺はつくづく思う。体は正直だと。


グゥ〜。


「お腹空いてるの?頼みを聞いてくれるなら分けてあげても良いけど。」

「仕方ない。背に腹は変えられないからな。」



〉〉〉〉



食った食った。味はそこまでだったがまぁいい。

それより、今は


「採取クエスト?」

「そ。このダンジョンの最奥地に咲く[夢見の花]を取ってくる依頼なんだけど。

何故かそこに魔物が住み着いちゃって、困ってたの。」

「そんなの倒せばいいだろ。中堅冒険者なんだから。」

「そうしたいのは山々なんだけど。相手が悪いのよね。

エルダーラビットって知ってる?異常にでかくなったCランクの兎の魔物なんだけどね、

一匹でも村を潰しちゃう様な奴が七匹もいるの。一匹だけなら私一人でも倒せるんだけど。」

「よし、行くか。」

「え?ホントに聞いてくれるの?」

「飯食ったからな。その分の働きはするさ。それに俺が受けた依頼はダンジョンに突如住み着いたエルダーラビットの討伐だからな。丁度良いや。」

「カインさんてちょっと抜けてるね。」

「いや、ちょっとじゃなくて相当だと思うぞ。」

「それ自分で言っちゃう?っと、そろそろ最奥地だよ。カインさん丸腰だけど武器は?」

「そんなの無いぞ。素手だ。」

「大丈夫なの?」

「まぁ、任しとけって。」


「鬼化:発動 変化先:鬼人」


そうそう。レベルが上がって新しい変化先が解放されたぞ。


先ずは手始めに一番近い所に居た兎を蹴り飛ばす。

こういうのはインパクトが大事だ。

動物型の魔物は仲間が倒されると怒って正面から突撃してくる。


蹴る殴るの一方的な暴力。


「楽勝だな。よし帰るか。」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ