アリスの部下探し
「村長よ、部下が、ほしい」
「いきなり、なんだ」
「我は、魔王なのに、部下が、いないのも、おかしいものだ」
「ん~わしじゃ、いけないのか?」
「村長は、しもべみたいなものだから、いいや」
わし、しもべだったの!?
「っということで、村長も部下を探しに行くぞ」
「んじゃあ、行ってみるかあ」
一人にさせておくのも、怖いし、わしがついていかなければ
だが、探してみたが、見当たるものでは、なかった
まあ、当然だが
「我のセンスにピンとくる、部下が、この町には、いないものだ」
「まあ、魔王と言ったら、だいたい部下は、魔物だしな」
むっ、あの二足歩行のゴリラの赤ちゃんは!?
魔法使いが、持ってきていた、ゴリラだ
堂々と村の中をおしめをはめて歩いているんだが
母親の魔法使いは、どこいったんだ!?
「よし、あいつにするか」
「ちょと待て」
止めようとしたが、アリスは、それを聞かず、ゴリラに近づく
「おい、貴様、、我の部下にさしてやるぞ」
「ウホォ?」
ゴリラ赤ちゃんは、首をかしげ、そのまま、アリスを避けて歩いていく
「ふっふっふっ……私を無視するとは、いい度胸をしているなぁ」
あれは、魔王ビームの構え!
「ちょと待て」
「喰らえ、魔王ビームううう」
「ゴリラあああ」
魔王ビームが、ゴリラに直撃する
だが、全然効いてないないようだった
体についた、ほこりを払うと、アリスのほうを見て、笑ったような顔をみせた
「きっきさまあああ」
「ウホォ!」
アリスとゴリラ赤ちゃんが殴り合っている
さすがに、ゴリラとは、いい、人様のお子さんだ
ここは、止めなければ
そう思った時だった
アリスは、ゴリラとの喧嘩に負けていた
「うっうううう……」
アリスは、泣きながら、こちらに戻ってくる
わしの服で、涙を拭こうとして、顔を服に押さえつける
むっ、アリスが首から下げていた、赤い宝石が、ない
「アリスよ」
「なにっ!」
「おまえ、いつも、首から、下げていた、赤い宝石のペンダントは、どうした?」
「ん……あれ!?」
アリスは、自分の体を必死に触り探している
ふと、赤ちゃんゴリラを見た時、どこにあるか、わかった
あのゴリラがつけている
「アリス……あれ」
「んっ、ああああああ」
さっきの殴り合いの喧嘩の時に奪ったのか
「返せえええ」
アリスは、また赤ちゃんゴリラに向かっていく
だが、速攻で、負けた
ゴリラ赤ちゃんは、2足歩行で、歩いて帰っていった
「うっうう~我のペンダントが……」
アリスが、赤ん坊の時に持っていた赤い宝石のペンダントだったから、大事にしていたのだろう
まあ、あとで、わしが、魔法使いのもとに行くか
「アリスよ、あとで、魔法使いのところに行って、ペンダント返してもらうように頼むから、今日は、帰って、おやつにしよう」
「うっううう~」
よほど、悔しかったのだろうか、まだ泣いている
「プリン3個……」
「ん?」
「プリン3個食べる!」
「ああ、わかったから、そんなに走るな、転ぶぞ」
そんな忠告聞かず、アリスは、走って、転んだ
そして、また泣く
今日は、アリスにとって、不運が続く日だな……




