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第一部 第四話

 バンシーが最初のパーティーを見事撃破してから既に一週間が経つだろうか。

 最初の5日こそ、バンシーの元の娘の捜索なのか、やたらと侵入者が多かったが、6日目にはそれも落ち着き今日に至っては侵入者は零である。

 もっとも激しい5日目に際してはさしものバンシーも突破されそうだったので、退却を命じ、直接相手どったりもした。

 初期のステータスなら危なかっただろうが、5日目になるころにはレベルも8まで上がっており、戦闘用スキルも獲得していたため踏み切った行動である。

 ヒヤリとした場面もあったが、結果的には有用な魂を多く確保できたし、バンシーもリュウセイもレベルが上がって万々歳だろう。

 バンシーは突破されたことに関して、しきりに頭を下げていたが、相手は個々がBランクの最大人数である5人パーティーだったのだし、仕方ないだろう。

 これからに期待していると嘯き、望んでいるらしかったなでなでをしてやれば、面白いくらいに張り切っていたものである。

 今頃は5層で上機嫌に過ごしていることだろう。


 

 こちらもこちらで上機嫌に鼻歌なんぞ歌いながら、強化された己のステータスを確認する。


 名称:リュウセイ

 種族:吸血貴族ノーブルヴァンパイア

 属性:魔・不死

 特攻:聖・人・神・獣・亜

 クラス:ダンジョンマスターLV2

 サブクラス:配合士LV3

 称号:ひよっこダンジョンマスター

 レベル:8


 能力値:STR(C+)VIT(B)INT(D+)WIS(B-)

     DEX(D-)AGI(D+)CHA(C+)


 耐性値:斬(C)打(C)火(5)水(7)風(9)雷(8)土(9)光(5)闇(F)無(7)特(A)


 成長性:STR(SS)VIT(S)INT(S)WIS(SSS)

     DEX(A)AGI(A)CHA(SS)


スキル:ダンジョン創造(99)万物配合(99)超再生(65)

魔眼《石化・魅了》(50)カリスマ(35)暗黒魔法(20)

    十字砲火(25)致命率増加(20)致命必殺(30)

    暗黒の闘気(30)


 補足:異世界からやってきた哀れな元人間。

    少しずつ力を蓄え始める。


 やはり自身が強くなるってのはいいものである。

 ステータスは全体的に強化されており、筋力に関しては目に見えて上昇している。

 明らかに今までより力強い感覚があるのだ。

 それに振り回されることもないのは実証済みだし、最大魔力量も伸び、一気に8層くらいまでは作成できそうである。

 耐性値こそわずかに上昇しただけだが、スキルの充実はかなり目覚しい。


 暗黒魔法は闇属性の幅広い魔法の知識を得ることができ、扱うことが可能だ。

 十字砲火は側面攻撃・貫通攻撃の合わせスキルであり、能力値の高くない防御スキルの多くを無効化してくれる。

 致命率増加は時折物理的一撃にて発生する、相手の防御を無視したかのような、言わばクリティカルの発生増加だ。

 致命必殺はクリティカル時に与えるダメージ補正の増加であり、お互いはセットにも近い意味合いがある。

 ゲームならまだしも、現実ともいえるこの世界で、どんな摩訶不思議な判定、処理が起きているのか不思議だが、そうあるものはそうあるのだろうとリュウセイは納得していた。


 と。実に攻撃的なスキルが揃ってる反面、防御系スキルは現状暗黒の闘気のみであるため、油断は禁物だろう。

 とはいえ、魔眼と併用すれば状態異常をバラまきつつ、相手の防御をすり抜け貫通ダメを与えられるのだ、ゲーム的に考えても中々の強キャラと言える。

 この先もスキルは更に充実するだろうと考えられるし、己がどれだけ強くなっていくのか実に楽しみであった。



「それだけじゃない。やっぱBランクの冒険者ってのは結構強い部類になるんだな。入手したアイテムもかなり有用なものばかりだし、配合も悩んでしょうがない」


 アイテムリストを見てはニヤニヤが止まらない。


 アイテム名:ベテラン冒険者の魂×3

 ランク:3

 補足:ベテランの域にある冒険者の魂。

    普通の品質のようだ。


 アイテム名:魔法使いの魂×2

 ランク:3

 補足:魔法使いは数が少ない。その魂はそれなりの使い手であっても貴重だ。


 計5個のランク3素材。この価値はかなり大きい。

 普遍的にランク3の魔物を召喚できるようになれば、そこからランク4の魔物を生み出すのは難しくないだろう。

 それに加えて、だ。


 アイテム名:ベテラン冒険者の魂(高品質)

 ランク:4

 補足:ベテラン冒険者の魂。高品質なのは中々珍しい。


 アイテム名:癒し手の絶望せし魂(最高品質)

 ランク:4

 補足:女の癒し手をゴブリンで陵辱し、その後絶望のままに殺して手に入れた魂。


 二つものランク4の魂だ。今回で確定したことだが、基本的に絶望を与えて殺した方が、よりよい魂がドロップするらしい。

 Bランクの冒険者であれば、やりようによっては、ランク5の魂も入手できるかもしれない。

 機会があれば是非試してみたいと考えている。

 人間の頃なら、こんな残酷な思考まず思わないだろうが、最早今の状態こそが普通となってしまった。


「さて、と配合はどうするか。どれも良さそうで悩むな……」


 一応候補に挙がっているのが、冒険者の死体とグール、ベテラン冒険者の魂で配合できるランク3の下級吸血鬼。

 上記の配合例の魂を魔法使いに変えて生み出せるランク3のサキュバス。

 コボルトの上位亜種であるランク2の足軽コボルト及びランク3の武士コボルト。

 その他スライムの亜種一揃えに水精の亜種である、ランク3の汚れた邪水精。

 他にも色々候補はあるが、これらが筆頭である。

 そこに準ユニークと思われるのが数パターン加わる。


「あんま悩んでもしゃあないし、ここはパッと召喚しちまおうか」


 どうせこれから先も悩んでいくのだから、今くらいはさっさと決めようと召喚を始めるのであった。





 今回召喚した魔物の一覧を纏めれば以下になるだろうか。

 スライムの亜種であるロックスライム、フォレストスライム、ミートスライム、メイジスライム、スライムロード。

 スライムロード以外は全てランク2の雑魚だが、特質すべくはその擬態能力だろう。

 更に準ユニークであるマーシュスライムを召喚した。


種族: マーシュスライム

属性:水・魔・造・土

特攻:火・人・聖

特性:準ユニーク

ランク:4

クラス:沼スライム

称号:沼地の大喰らい

忠誠度:60

レベル:1


能力値:STR(D)VIT(A)INT(D)WIS(D) DEX(B)AGI(D)CHA(D)

成長性:STR(C)VIT(S)INT(D)WIS(D) DEX(C)AGI(D)CHA(D)

耐性値:斬(F)打(F)火(5)水(G)風(9)雷(4)土(G)光(5)闇(8)無(A)特(A)


スキル:物理防御(50)状態異常《酸・毒》(30)超再生(15)

    捕縛(25)巨体(35)致命耐性(20)


補足:底無し沼がスライムと化した存在。普段は滅多に動かず回りの地面に擬態して獲物を待ち伏せる。

   また、人の形をした底無し(マーシュドール)を作り獲物を取りに行かせる。

   核が複数存在し分散しており、なおかつ底無し沼たる自身の中にあるため、単独撃破はほぼ不可能とされている。


一言:「…………(獲物を待ち続けているようだ)」



 かなり特殊な魔物だが、今回リュウセイはとある実験を行う予定なのでむしろ適任といえた。

 第6層をゴブリンやコボルト、ハウンド系で固め、冒険者の落としたアイテムを宝箱として設置。

 甘い汁を吸わせて強気になった冒険者を7層に誘引。そしてその層で一気に刈り取る。

 その為にもダンジョン機能を使用し、7層と8層を融合し、巨大なフロアを形成。

 全体的には雑木林といった感じとなっており、そこにスライム種すべてを放り込む。

 言わば擬態を用いた初見殺しのフロアだ。


 マーシュスライムの指揮官スキルは広範囲の沼地化と水活性化。

 これにより妨害から全スライムの強化までをおこなう。

 そしてスライム系統一による階層の種族ボーナスによる活性。

 二重の活性により、どのスライムもワンランク上に相当する能力になるはずである。

 中々面白いことになるのではないかと睨んでいる。


 後は足軽コボルトと武士コボルト。

 両方特質すべき点はないが、第6層も属性統一活性が乗っている。

 獣属性を保有する魔物はやや強化される寸法だ。

 残念ながら吸血鬼とサキュバスは今回見送りとなった。

 階層のコンセプトにあわないためである。

 代わりに一体の準ユニークを配合してみた。



種族:リリエール(サキュバス亜種)

属性:魔・夜・亜・飛・女

特攻:人・男・樹・亜

特性:準ユニーク

ランク:4

クラス:淫魔

称号 :堕落させし淫猥なる少女

忠誠度:70

レベル:1


能力値:STR(C)VIT(D)INT(C+)WIS(C+) DEX(C)AGI(C-)CHA(B-)


成長性:STR(C)VIT(D)INT(B)WIS(C) DEX(C)AGI(D)CHA(B)


耐性値:斬(7)打(6)火(7)水(9)風(9)雷(9)土(9)光(5)闇(C)無(8)特(9)


スキル:特殊魔法(20)暗黒魔法(20)風魔法(15)

    側面攻撃(15)貫通攻撃(15)魅了攻撃(35)

    階層無視(50)


補足 :サキュバスの上位亜種。肉感的な肢体をもつサキュバスでありながら、黒髪にアメジスト色の瞳、白い肌。そして少女のようなやや幼い容姿が特徴。

    複数の魔法を操り、魅了攻撃は相手を意のままに操る恐ろしい技である。

一言 :「ふふ、あなたの精は極上なのね」

 

 

 ステこそ平均的な万能タイミングだが、各種魔法に魅了攻撃は強力だ。

 更に階層を数値の10分の1層までまで無視して異動できるという。

 1~5層に彷徨う強敵という設定にするつもりだ。


 一通り召喚した後は、ダンジョンを増築し、先ほどの案を実行していく。

 段々と迷宮ぽくなってきたとリュウセイは笑い、そのまま魔力回復のため眠りに入るのであった。





あとがき


後で今回の話は手直しするかも。


そろそろダンジョンも本格始動に向けて邁進していきます。


お気に入りや評価とかしてくれても、いいのよ?

(訳:多くの人に配合モノ広めたい)

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