絆狩り
アナタハ絆ヲ過信シスギテイマセンカ?
守り守られ
一緒にいる時間が
長ければ長いほど
絆は深まる
一言囁けば
一言返事が返ってくる
幸せに満ちた2人
絆を確かめあう2人
お互いを大事にする2人
ある夜
淡く赤い炎に全身を包まれた
不気味な笑顔の女は言った
「絆なんて脆く儚い」
女は笑顔のまま
2人の間にただ立ちつくし
「絆狩リノ時間ダヨ」
そういいながらケタケタと
ただ笑っていた
その女を見る2人の目は
女に対する
驚き
恐怖
畏怖
すべてを持った
とても汚い眼差しで
女が笑いだすと共に
2人は1人で逃げだした
ダカラ言ッタノニ・・・