42 キリスト教の苦難
西暦80年(皇紀680年)
タンザニア、ルワンダ、ブルンジ、モザンビーク、マウライ、マダガスカル、セーシェル、コモロ、モーリシャス、ザンビア、ジンバブエを領有化。
何かとんでもない数に思えるが、コモロやセーシェル、モーリシャスは小さな島国でしかないから簡単だった。
他にも内陸部だけどルワンダやブルンジ、マウライも小さな国だからな。
まぁこの世界ではいちいち分ける意味は無いからルワンダとブルンジはタンザニアの一部とし、マウライはザンビアとモザンビークで半分に分けた。
この方が混乱せずに済むからな。
アフリカの国が多いのはヨーロッパ勢の植民地獲得競争のせいで幾つにも分割されたからだ。
この時代に境界線はまだ無いから日本が勝手に決める。
現代の小国は周囲と合併して大きくする。
特にギニア湾とかは国が多すぎ。
地図で見ても国境だらけでワケわかんないし。
ここら辺から黒人の住む地域になってきた。
オーストラリアのアボリジニも黒人に近かったが、濃い色をしていただけで完全な黒では無かった。
しかし、今度は本当に肌の色が黒い。
肌の色や髪質が違う。というのは十分な差別要因になる。
差別は宗教的にも法的にも禁じているから表だってはしないだろうが、間違いなく差別は起きるだろう。
これは人間の性質だがら仕方ないが、差別問題は宗教並みに面倒臭い。
だがらなるべく差別しないように黒人を良く見せる番組を作ったり、授業でも黒人は決して劣ってないと教え込まなくては。
今はまだようやく最初に領有化したスーダンが二等国民入りしたが、本土に比べれば発展レベルは低い。
これから更に発展させ、本土並みにしてから進出させれば良い。
ちなみに三等国民や二等国民は国内を自由には渡航出来ない。
必ず自分と同等か、それ以下の海外県にしか行けない。
分かりやすく言うと一等国民は領土内を自由に渡航出来、二等国民は同じ二等国か、三等国までしか渡航出来ない。
三等国民は同じ三等国のみだ。
これなら三等国民が一等国民の海外県に不法移住したり犯罪を犯す事を防止出来る。
安い労働力だがらと言って移住させまくると移民問題が起きてまた面倒になるからな。
賃金が同じかそれ以上なら問題は起きにくい。
今までも小数民族を教育するのは難しかったが、アフリカは更に難しい。
何せバカ広いし過酷な自然環境だから村を探すにも一苦労だ。
どうしても伝統的な生活を捨てないというなら構わないが、義務教育は受けさせて愛国心と忠誠心は植え付けさせる。
小数民族だからって許しはしない。
誰がこの国の支配者か分からせないとな。
現代になってもアフリカは貧国のイメージが強いが、それはちゃんと開発されてないからだ。
有望な鉱山や資源は腐るほどあるが、大抵はヨーロッパやアメリカ、アジア資本が開発してるから現地の開発を考えない。
自国に富をもたらすだけ。
まぁそれが正しい姿だから文句は無いがな。
つまり資源採掘や開発を現地で行えば十分発展する。
農業だって砂漠だらけで難しいイメージが強いが、実際は結構河川があるし、自然もある。
灌漑法や近代農法が分からないから自然農法など昔ながらのやり方でやり、収穫量が低い。
だがら干ばつ等が起これば弱い。
しかしちゃんと近代農法にのっとって栽培すればかなりの収穫量が期待出来る。
サハラ砂漠とかは流石に難しいが砂砂漠や岩石砂漠、礫砂漠、土砂漠と数があり、一般的な砂漠のイメージの砂の砂漠はそんなに多くなく、大抵が礫や岩石、土砂漠だ。
だがら土地開発や植林で耕作地や居住地に変える事も可能だ。
かなりの金と時間がかかるから現実ではやらないが、この世界では幾らでも金や時間があるから行う。
勿論砂漠全部を緑地化するのは不可能だが、再生可能な場所はある。
既にアジアやアメリカ大陸でも試して効果は出ている。
少ないが緑地化に成功して居住地になった土地がある。
現実で成功した土地の代表格と言えばラスベガスが有名だ。
始め何も無かった砂漠に見事な歓楽街を作り上げたんだ。
やろうと思えば出来なくは無い。
まぁ無理矢理水を引いてきたりすると水源が干上がって大変な事になるから慎重にやっている。
いざというときは海水を引いてろ過すれば良い。
そうすれば水に困る事は無くなる。
ローマ帝国は大変だな。
皇帝ネロが死んだ後は何人もの皇帝に変わってるが、政治は不安定で混乱が続いている。
それにネロの頃からキリスト教に対しての迫害が続いている。
この時代のキリスト教は少数派でかなりの弱小だから何かあったら責任を押し付けるのに丁度良い。
でもそのせいでローマ市民はキリスト教に同情的だからその企みは失敗してる。
間もなくローマ帝国最盛期の5賢帝時代が来るな。
今のフラヴィウス家の皇帝時代は酷いが、96年のネルヴィ皇帝から急に変わる。
確かこの5賢帝の時代にローマ帝国は最大規模に膨れ上がる。
その後は下降して東西に分裂。
東ローマ帝国は千年も何とか保ったが、西ローマ帝国は直ぐに滅びる。
時代って悲惨だよな。
アフリカにも温泉はあるから採掘し、温泉旅館を建設する。
まだ温泉に入るという習慣は無いと思うが、体を洗わないと不潔なままで病気になる。
温泉が無い地域は銭湯を作ろう。
とりあえず風呂に入るという習慣をつけさせれば更に日本人に近づけさせられる。
水が希少な地域なら海水をろ過したり、地下から掘れば何とかなる。
風呂文化を広めれば小数民族も減るだろう。
小数民族が住んでいる地域に風呂は無い。
風呂好きにさせればある程度文明が無いと住もうと考えなくなる。
マダガスカルの産業のためにカジノを建設した。
現代ではマダガスカルの産業は農業や観光ぐらいだ。
だからその立地条件を生かしてカジノを作って産業にする。
カジノを建てるとどうしても治安は悪化するから出来る限り島や隔離出来る地帯に建てたい。
だからマダガスカルをアフリカ地域におけるカジノ地帯にする。
アジアのカジノ地帯は台湾、セイロン島。
オセアニアはオーストラリア。
北米はキューバ。
南米はフォークランド諸島。
このように各地にカジノがある。
ちなみにアフリカの大西洋側のカーボベルデにもカジノを建てる予定だ。
マダガスカルだけでは少ないからな。
西サハラとかの住人には遠すぎるし。




