25 アジア進出
紀元前214年(皇紀386年)
満州、朝鮮、台湾を占領。
とうとうアジアへ進出だ。
満州は前回と同じで、騎馬で攻めてきたから機関銃や迫撃砲、榴弾砲などで撃破。
散らばって逃げてもヘリで掃射して全滅させた。
騎馬民族は指揮官がやられると簡単に崩れ落ちるからか、主戦力が全滅したら直ぐに降伏してきた。
これが漢民族なら降伏しても関係無しに皆殺しなんだが、この時代の満州族(東胡だったか?)はまだ中華思想に犯されてないから降伏を受け入れ、洗脳教育を受けさせる。
漢民族は既に中華思想に染まっているから「矯正不可能」という結果が出たが、満州族ならまだ大丈夫だろう。
それと同じく台湾も大丈夫だ。
ていうか台湾には秦帝国は進出してないから中華思想もほとんど無い。
台湾にいる住民は戦乱や秦帝国の支配から逃れた者達だけ。
だから十分矯正可能だし、人口自体少ないから日本人をどんどん植民させて直轄領への編入も可能だ。
一方朝鮮は苦労しそうだ。
朝鮮はまだ小中華思想も興ってないから矯正は可能だが、微妙に大陸からの影響を受けてるから面倒クサイ。
まぁそれでもまだ漢民族よりはマシだから矯正可能だ。
それにこの時代はまだ冊封体制が出来てないから、朝鮮を占領しても秦帝国は文句を言わない。
今のところ朝鮮は属国ですらないからな。
早速政庁や役所、インフラ整備だ。
特にインフラや軍の施設や港、空港を早く建設しなくてはいけない。
来年には秦帝国に侵攻する予定だ。
だから早く戦車や軍事車両が展開出来るように幹線道路を整備し、滑走路を作る。
台湾からも海兵隊や海軍艦艇を出現させるから早く軍港を作らなければならない。
満州、台湾からの2正面作戦で一気に攻め込み、占領する。
まだ万里の長城の建築は始まったばかり。
全然出来てないから問題なく進軍出来る。
今年、秦帝国は外征をして南越(現在で言う華南)を服属させて最大にまで膨れ上がった。
後4年で始皇帝は死ぬから早く侵攻しなくては。
戦乱の大陸を1つ1つ支配していくのは手間だからな。
それに、今なら面倒な儒教の観念は広まってない。
始皇帝が儒教嫌いで儒教を迫害しているからだ。
秦の次の前漢は儒教用いて統治したから正に今が好機。
これ以上無い程の好機だ。
来年に向け、建国初、他国との国交を結びに行くと発表。
今までは国が無い地域を領有化する事は沢山あったが、他国との貿易をしたことが無い。
何せ周りはまだ国という概念が無い程のド田舎ばかり。
唯一国っぽい朝鮮や満州も統一国家は無かったから貿易はしなかった。
しかし数年前、大陸についに統一国家秦が出来た。
秦帝国建国に国民は「ついに帝国も国交を結び、貿易を始めるかも知れない」と話題にしている。
今まで他国というのは言葉でしか知らなく、帝国領内しか知らない国民は隣国に興味津々。
しかし、帝国や民間が発表した秦帝国は「中華思想」という自国至上主義で他国を見下している民族だと分かってきた。
それに多民族との話し合いはほとんどせず、服従か死かを選ばせている。
その他も様々な情報が飛び交うが、良いイメージを持ちにくい情報ばかりだ。
文明についても、今まで見てきた地域に比べたら遥かに進歩しているが、帝国に比べると遥かに遅れている。
例えるなら、まだ帝国が日本統一さえ成し遂げてなかった時代のようだ。
これでは貿易をしても得られる物は少ない。
そのため、国内では「貿易ではなく服従させるべきだ」という強硬派も多くいる。
しかし皇帝は「いきなり服従要求はあまりにも失礼だ。
なので先ずは対等な関係を求める」と発表。
その皇帝の発表に「弱腰だ」と批判する声も上がるが、大多数の国民は皇帝の意見に賛成だった。
「今まで他国と国交なんて持った事が無いのだから、初めから服従要求では野蛮な国と思われてしまう」という国の品位を気にする意見が多い。
不安が一杯だが、国民は対等な貿易関係という皇帝の発表を受け入れた。
まぁ例え不満でも覆す事など不可能だが。
何せ日本帝国は絶対君主制国家。
皇帝の意見は絶対で、法よりも上にある。
と言っても国民に不満は無い。
別に圧政を敷く訳じゃ無いし、高い税金や自由を奪われる事も無い。
経済は順調だし、税金もそんなに高くない。
宗教の自由以外の自由は無いが、厳しく規制される事も無い。
皇帝を批判しても逮捕はされないし、新聞やテレビで反政府的な発言をしても別に何もされない。
しかし反乱や反政府的な行動に移った場合は容赦しない。
原則死刑であり、賄賂や汚職をした場合は行なった本人だけではなく、家族や親戚まで纏めて死刑にされる事もある。
つまり、ただ発言するだけなら大目に見られるが、行動に移すと容赦しないのだ。
あまりに好景気が続くとバブルみたいに変なテンションになるからたまに不景気にする。
恐慌とまではいかないが、やはりたまに景気を悪くした方が経済は発達する。
それに不景気になれば他企業が弱まり、北郷商会を広げやすくなるからな。
ちなみに日本帝国の体制は国家資本主義。
アメリカみたいに完全な資本主義ではなく、ある程度は自由だが、あまりに儲けると規制が入る。
アメリカみたいに企業が力を持ちすぎるとロクな事が無い。
この世界の日本人もあまり一人勝ちを許さない風潮だから問題無い。
日本帝国全体の人口はますます増加し、更なる食料が必要となるが、漁獲量を増やすために底引き網漁を行う漁師が出てきたので底引き網漁を制限した。
確かに底引き網漁は手っ取り早く取れるが、漁場がメチャクチャになるから長期的にはマイナスになる。
だからどうしても底引き網漁が必要な場合や、サンゴ礁など底引き網漁で漁場が傷つく漁場は制限する。
そろそろ自国だけではなく、他国と関わる時代が来るので様々な支配体制を教科書に練り込んだ。
例えばこの時代に合う専制君主、他には貴族制、合議制等々。
そして中には立憲君主制や大統領制など民主主義も入れた。
しかし民主主義は弊害もあり、衆愚政治や判断が遅れる、選挙で勝つ事のみを目指してしまうなど、悪い面を前面的に押し出す。
勿論悪い面ばかりではなく、民衆の意見を取り入れ易い、自由度が高いなどの良い面も書いてある。
しかしそれを国民が知っても別に変わりは無かった。
今の政治体制で問題も無かったし、別に抑圧もされてない。
極少数に民主主義にすべきと言う人達もいるが、9割以上が現体制維持で良いと言ってるのでそういった人達は変わり者や危険人物と見られている。
誰だって余程の不満が無い限りは現状維持を望む。
食料と雇用さえしっかりしてれば反乱なんて起きないもんだ。
大量生産大量消費時代に突入し、ゴミが大量に増えたからリサイクル事業を設立。
ゴミを新たに材料に替え、商品を生産する。
どうしようないゴミは埋め立てたりして土地を増やす。
これで多少はゴミが減るだろう。
これからはジャングル戦とか山岳戦が増えてくるだろうから軽戦車にも力を入れる。
先ずはソ連のPT-76水陸両用軽戦車だ。
ソ連を代表する水陸両用車でかなり軽いから不整地や河川でも役に立つ。
武装としても76mmライフル砲や7.62mm機銃という戦車としては弱いが、この時代ならほとんど無敵だ。
それと62式軽戦車も開発。
水陸両用では無いが、この戦車も山岳部や水田地帯で活躍した戦車だ。
PT-76と違って馬力がそこそこあるから機動力が高い。
ていうかこの時代に重戦車は全く必要無い。
現代では攻撃力や防御力が乏しい軽戦車もこの時代ではほぼ最強。
幾ら装甲が薄くても槍や弓矢は通さないし、ほとんどの建造物や防御陣地も砲弾で吹っ飛ばせる。
だから軽戦車だけで十分なんだが、だからと言って重戦車の開発を怠ると技術が発展しないから開発は続ける。




