弁当。
久しぶりの更新です。
スミマセン…。
また、これからもぼちぼち書いていくのでよろしくです。
「圭吾、待ってよ~」
「なになに?怒ってんの?」
「ごめんって~。謝るから許してよ~」
「あ、でもついていっちゃうけど」
「ってシカト!?ヒドッ!!」
だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!
「うっせーーーーーーーーーーーーー!!」
はい、こちら圭吾。ってなんか警察官みたいじゃね!?
今、俺は智樹と一緒にいます。しかも、ちょっと口調が朱里に似てる…。
なぜかって?
勝手についてきてんだよっ!
どうにかしてくれっ!!
―――15分前―――
「は~、やっと昼休みじゃん~」
そういって智樹が俺をつつく。
「だから、何だよ?」
ホントにこいつは。言っとくけど、今日初対面だぞ!?
「別に関係ないって。運命だ・か・ら☆」
「キモッ。って、オマエは俺の脳と喋ってんじゃねーよ」
「確かに圭吾はさっきは喋ってなかった」
「は―――」
「でも、テレパシーで分かっちゃうのだ☆」
はい、嘘~。なんか、コイツめちゃくちゃ勘がいいっぽい…。
「ところで、弁当にしようゼッ!」
そういって智樹は弁当を取り出す。
緑のチェックの風呂敷。可愛いのもってんなぁ。
「なに?オレの弁当欲しいの?」
「いや、俺あるし…」
「そりゃそうだろうよ…。ま、これオレが作ったし」
「は!?マジで!?」
あっ。思わず手を握ってしまった…。
「えっ?あ、おう」
「すげーな、オマエ!若干見直した…若干」
ははは。なんか微妙な空気になってっし。
「も~そんなこといったらお嫁にいっちゃうぞっ☆」
あ、戻った。
「やっぱ、ウゼえ」
「なっ!?それが今日会ったばっかの奴に言うこと!?」
いやいや。先に馴れ馴れしかったのはオマエじゃん。
「俺も、弁当…ってあーーーーーーーーーーー!!」
「な…なんだ!?」
忘れてた…。
「俺、朱里の弁当持ってたんだった…」
―――で、今に至る。
やばいな、朱里困ってんだろうな。
「俺、ちょっと渡してくるわ!」
廊下を走る。Eクラスって遠っ!!
「あ、まてよ!オレも行く!」
はあ!?コイツついてきた!!
まあ、いっか。
ハア、ハア…。
「やっとついたし…」
Eクラスを見渡す。
「あ!朱里!!」
朱里に寄っていく。でも、なんか…あれ?
「え?圭吾?」
朱里が振り向く。
「もしかして、お弁当?」
「そうだよ、ホラ」
朱里の手の平にお弁当を落とす。
「あ…ありがとー」
へへっと、朱里が笑う。やべ、可愛い。
「朱里、もしかして圭吾ってこの人?」
誰だ、このコ。
「え?あ、うん!そうです」
朱里の新しい友達…だろうか。
「あ、圭吾、こっちは杏ちゃん。新しい友達」
あ、やっぱりか。
「えと、俺、深海圭吾。よろしく」
「あ、アタシ橋田杏。よろしく」
橋田杏。なんていうか、美人だな~。
朱里が可愛いだとしたら、橋田は綺麗…てきな。
「圭吾、圭吾の後ろのカッコイイ人、誰?」
なっ!?カッコイイだと!?
「はいはーい!見る目あるね、朱里ちゃん☆」
ぐいっ。智樹が後ろから乗ってくる。お…重い…。
「はあ。なんであたしの名前?」
「あ~、圭吾から聞いたから。で、オレは矢田智樹。よろしく」
「改めて、あたしは林朱里です。よろしくね、智樹くん」
智樹くん!?くん!?まあ、当然か…。
「あ、智樹でいいよ~」
「え?じゃあ、智樹。あたしも朱里でいいです」
と・も・き、だあ~~~~~~!?
「うん、よろしくね、朱里」
しゅ・り~~~~~~~~~~!?
「あ、キミは橋田杏ちゃん、だっけ?よろしくね」
「…こちらこそ、よろしく矢田君」
「え?智樹でいいのに」
「いえ、矢田君の方がしっくりくるから、そっちでいくわ」
「そっか、ま、いいけど」
コイツ、智樹の事苦手…なのか…?
「せっかくだし、みんなでご飯食べない?」
「なっ…!?しゅ、朱里っ…!!」
「え?杏…ちゃん?」
「あっ…。ゴメン、なんでもない」
「……?そう…?じゃ、食べよ~」
橋田杏…。どうしたんだ…?
「んじゃ、杏……」
「気安く名前を呼ばないでッ!!!!」
智樹が声をかけた途端に橋田はいきなり立ち上がった。
「ごめん、朱里。アタシ1人で食べるよ」
「えっ!?杏ちゃん!?…ごめん、圭吾!あたし杏ちゃんとこ行ってくる!」
「え?あ、おう」
……。
教室の雑音だけが聞こえる。智樹は黙ったままだ。
どうすればいいんだ?なにが起こった?
チラリ、と智樹を見やる。
「あ…のさ、オマエと橋田、前になんかあった…?」
智樹は黙ったままだ。
「いや、分からない。…というより、忘れてしまっているのかも」
「は?」
なにいってんだ、コイツ。それじゃあまるで…。
「オレさ、中2よりも前の記憶、ないんだ…」
……は?
たぶん、更新なかなかできないと思います。
でも、がんばるので、よろしくです!