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プロローグ・・・ってか?
これは以前書いた短編「僕の姫サマ。」とはまた少し違う物語です。
少し似ているかもしれませんが、この作品とは関係はありません。
ずっと、好きなヤツがいる。
だけど、ソイツは俺のことなんてちっとも気にしないで
今日も笑いながら俺に話しかける。
馬鹿だよな。
いや、ソイツじゃないぜ?
俺が。
振り向いてもらえねーの分かってるくせにさ。
もしかしたら・・・なんて思っちゃってさ。
ほんっと俺って馬鹿だよなあ。
ソイツは俺のこと幼馴染としか思ってないだろうよ。
あー。
ほんっと嫌になる。
なぜ俺等を幼馴染にしたんだよ。
神様ってひでーよなあ。
こんなに想っているのに。
いっそ幼馴染じゃなかったら。
振り向いてもらえたのだろうか。
・・・なんて、な。
淡い期待だぜ。まったく・・・。
でも、あきらめるつもりはないぜ?俺。
絶対手に入れてやるさ。
「彼女、ゲットだぜ!」
って言ってやるさ。
初連載です。がんばります。