第三十八話「宮島OL、夜桜とお泊まり女子会!」
4人、急に思いついた贅沢プラン
さくら「花見って昼ばっかじゃん?夜も見たい!」
みのり「じゃけぇ?何するん?」
楓「夜桜の下で宴会とか…最高やん」
ひより「鹿は夜も活動してる…一緒に…」
さくら「だから鹿は黙っとけw」
贅沢に島内の温泉宿を予約!
さくら「初任給使い切ったけど…これは別腹!」
みのり「社会人パワーでグレード高い部屋とった!」
楓「露天風呂つきの部屋…わし帰りたくない」
ひより「夜の鹿…(うっとり)」
まずは夜の参道で桜ライトアップ散歩
「昼間より人少なくて、幻想的じゃな!」
「屋台の灯りと桜が混ざっとる〜!」
「このまま写真撮ってインスタ民にマウント取ろw」
「ひより、鹿撮るな!桜撮れ!w」
そのまま宿に戻ってお部屋宴会スタート!
「今日はシャンパンじゃああ!」
「おつまみは牡蠣の燻製とチーズ!」
「大人女子感100%!」
「ひよりは鹿せんべい…」
「だから人間の宴会参加しろw」
露天風呂で夜桜を愛でる至福タイム
さくら「桜の花びらが湯船に浮かんどる〜!」
みのり「温泉と桜とか最高すぎ!」
楓「推しと入りたい…」
ひより「鹿も一緒に…」
みのり「湯船に鹿はダメ!」
お風呂上がりの部屋で恋バナ突入
さくら「結局、私の恋どう思う?」
みのり「社内恋愛、アリやろ!」
楓「推しにしとけ!」
ひより「鹿にしとけ…」
さくら「人間限定じゃ!!」
気づいたら寝落ち、夜桜の夢を見る
「次の桜も、来年の桜も、絶対みんなで見ような…」
「……Zzz……」
外では鹿が通り過ぎて、桜の花びらがはらはらと。
翌朝――
さくら「おはよ…あれ…ひよりは?」
みのり「桜の下で鹿と一緒に寝とるwww」
楓「野生児www」
ひより「(寝言)…鹿…さくら…花びら……Zzz…」