第三十四話「宮島OL、初任給で乾杯!」
給料日――みんなLINEで大騒ぎ
さくら《初任給入ったああああ!》
みのり《がんばったああああ!》
楓《推しに全部突っ込む前に飯行こうや!》
ひより《鹿に貢ぎたい…でも行く…》
行き先はちょっと高級めのホテルディナー
さくら「初任給じゃけぇ背伸びしよ!」
みのり「予約取れたん!さすがさくらw」
楓「一流ホテルのディナーって緊張するな…推しおるんか…?」
ひより「ドレスコード…私大丈夫かな…」
前菜からテンションMAX
「なにこれ!お皿に絵描いてある!」
「味より見た目で泣けるわw」
「さくらお前絶対インスタ用に頼んだじゃろ!」
「ちがう!…まぁ映えるけど!」
メイン料理で思い出話炸裂
みのり「でも初任給って、働いたぞ感あるな…」
さくら「初めてお金稼ぐってこんなにしんどいとはw」
楓「推しグッズ買うために働いてるわし…」
ひより「私は…鹿の餌を…」
全員「結局そこかw」
サプライズデザートで涙腺崩壊
店員「本日は初任給おめでとうございますケーキです!」
ケーキ《Congratulations on your first salary!》
さくら「うわぁ…泣く…」
みのり「これ見たら辞められんやんw」
楓「わしの推しに食わせたい…」
ひより「鹿にもケーキ…」
みのり「鹿はダメ!!」
大人女子のご褒美は、最後まで抜かりない
「二次会どこ行く!?」
「ホテルのバー行こ!」
「かっこいい社会人みたいに!」
「楓が酔って騒がんかったらな!」
ホテルバーで夜景と乾杯
さくら「頑張ったら、またこうして贅沢しよな」
みのり「ほんまに…お互い頑張ろうな」
楓「推しが結婚しても生きていくわし!」
ひより「私は鹿と生きる…」
全員「もうわかったw」
タクシーで帰り道、心は満たされた
「また来月もがんばろ!」
「次はボーナスで旅行じゃ!」
「ボーナスで鹿に服買お…」
「買うなwww」