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私、魔法使いやってます!  作者: へこきま
梢編
5/19

初めての問題解決!失われたデータを取り戻せ!

特になし

「さてと、まずはあの人を探さなきゃ。だけど…」

ぐーーー

「お腹すいた…一応お金あるし、何か食べよう。」

梢は4階のレストランへと向かった。



「わー!いっぱいある!えーーっと、あっ、このスパゲッティいいかも!これにしよ!」

その時だった。

「えっ、今のって…」

梢は確かに感じ取った、あの時の感覚を。

「きっとそうだ、あの人だ。ごはん食べてる場合じゃない!」

急いで席を立ち、その感覚がする方へと向かう。

「いた!きっとあの人だ!」

そこで冴えない顔をした男性を見つける。

「早速声をかけよう!あ、あの…」

「え、僕のことかい?」

男性は自分を指さし首をかしげる。

「はい、その…いきなりでびっくりするかもですが、私、魔法使いやってます。お兄さん、何か悩みがあるんでしょ?」

「魔法使い…?最近流行ってる遊びなの?」

梢は遊びといわれて、少しムッとする。

「私がお兄さんの悩みを解決します!」

「えぇ、そんなことできるの?まぁいいや、ちょうど話し相手が欲しかったところだから。実は大学の論文のデータが全部消えちゃったんだよ。それで絶望してる。これを解決できる?できないでしょ?」

男性はリュックに入ったPCを指さして言う。」

「データを復活させればいいんですね?!任せてください!」

梢は胸をぽんと叩く。

「いきますよ~?きゃぱりりららら!」

梢はPCに魔法の杖を向け、呪文を唱える。

「さ、確認してみてください!」

「なにしたの?一応確認するけどさ…」

「どうぞ、どうぞ」

「え、えーー!データが復活してる!」

男性は目を丸くして大声を張り上げる。

「君すごいよ!ほんとの魔法使いじゃん!」

「喜んでもらえてうれしいです!」

「君、名前は?」

「梢です!」

「梢さんか!お礼にご飯おごるよ!なにがいい?」

「ほんとですか?!じゃあ、スパゲッティで!」



「ごちそうさまでした。じゃあ、私はこれで。」

梢はご飯を食べるとすぐに桜駅を出た。そして母の待つ自宅へと帰っていった。

きゃぱりりらららは万能なんですね

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