見習い魔法使いは謎の老人と出会う
特になし
「って、ここは?」
梢は目を開けるとどこにでもあるような公園に立っていた。
「ここが魔法の国よ。」
「そうなんだ。案外普通なんだね。」
「えーっと、確かここに来るはず…いた!おじいちゃーん。」
ハルがおじいちゃんと呼んだ方向を見ると、一人の老人が歩いてきていた。
「君が梢君じゃの。」
「は、はい!そうですけど…ねぇ、ハルさん。この人誰?」
「私のおじいちゃんよ。いろんな魔法が使えるの。」
梢は改めてハルのおじいちゃんを見る。ひげを触って笑っている。
「わしの名前は松下信也。話は全部ハルから聞いておる。」
「ねぇ、おじいちゃん…例の件だけど…」
「わかっておる。修行じゃろ?」
「さすがおじいちゃん!」
ハルはウインクして指をパチンとならす。
「梢君、おぬしにはこれから3か月、みっちり修行してもらう。」
「へー…って、えー?!3か月も?!」
梢はその長さにとても驚いた。
「安心して。ここでの3か月は人間界だと3分だから」
ハルは梢の肩をたたきながら答える。
「では早速寮に案内するとしようかのぉ。」
「じゃあ、私はこれで。」
「えっ、ハルさんもう行っちゃうの?」
梢が心配そうな顔でハルを見つめる。
「うん、またね…きゃぱりりららら!」
そう言って、ハルをまた光が包みぱっと消えた。
「それじゃあ、行くかのぉ。」
「はい!信也おじいちゃん!」
公園を抜け、梢と信也は近くの寮までゆっくり歩いて行った。
会話文多すぎ。