ハルの単独任務!告白するなら相手から?!
特になし
「あの子ったら、何度も同じ話してほんとしつこいのよ!」
ハルはぶつぶつ文句を言いながら桜駅の近くの商店街に来ました
「あれ?あの人…」
ハルは困ってるお姉さんを見つけました。しかし、なんだかいつもの困ってる人とは様子が違うようです。思いきって話してみることにしました。
「あ、あの…」
「ん?あ、私?どうしたの?お嬢ちゃん」
「あ、あの、私、魔法使いやってます。何か困ったことはないですか?」
お姉さんは少しびっくりしましたがすぐに状況を理解したのかこう言いました
「あら、かわいい魔法使いさんね。困ってること…そうね、実はね…大学に好きな人がいるんだけどね、噂によると向こうも私のこと好きみたいなのよ。でも告白する勇気がないのよね。」
お姉さんはため息をつきながら言いました
「わかりました!もしそうなら相手から告白してもらえばいいんですよ!」
「それができたらいいんだけどね…」
お姉さんは苦笑いしました
「任せてください!お姉さん!携帯を貸してください!」
「?これでいいの?はい」
お姉さんはハルに携帯を渡しました
「いいですか?見ててくださいよ。きゃぱりりららら!」
魔法を唱えて数分経ちました
「ふふふ、ありがとね。魔法使いさん」
その時でした。お姉さんの携帯に一件の電話がかかってきました。
「あ、ごめんね。ちょっと失礼。あ、もしもし」
お姉さんが少し離れたところで電話をしています。しかし、しばらくするとお姉さんはガッツポーズをしてこっちに来ました。
「魔法使いさん!なんとさっき言ってた人から電話が来たの!あなたすごいよ!」
「でしょ~?私は魔法使いなんですから!じゃ、そういうことで!」
ハルはお姉さんに別れを告げ、商店街を歩いていきました
「ふん、別にあの人がいなくったって、私は一人でいいんだから」
しかし、その言い方はどこか寂しげでした
没エピソードにする予定でした




