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いきなり実技?!魔法学校へいざ出発!
特になし
「フミちゃん、よろしくね。」
「うん、よろしくねぇ梢お姉ちゃん。」
幼い声でフミが言った。
「あ、そうだ。信也おじいちゃんが言ってたんだっけどねぇ、このあとすぐに魔法の実技が学校であるんだってぇ。」
「え、いきなり?!」
梢が驚く。
「うん、だからこれに着替えてすぐ学校に行くようにって。」
フミはそう言うと、机の上にたたまれた制服を指さした。ハルが着ていたものと同じだ。
「派手だねぇ。」
フミがニコニコしながら答える。
「うん、私もそう思う」
確かにとても派手な制服だ
「まぁいいや、じゃあ早速着替えよっ、フミちゃん!」
「うん、そうだねぇ」
「学校ってどこにあるの?」
「えっとねぇ、確かこの寮を出てまーーっすぐ行ったとこだよぉ。フミ、何度か行ったことあるもん」
「えーーっと、あれかな?」
寮を出て曲がってすぐ、遠くに正門のようなものが見えた。
二人は雑談をしながら学校を目指した。話の中でフミが魔法界出身であることを梢は知った。
「着いたねぇ、お姉ちゃん」
「うん、そうだね」
二人は緊張しながら学校に足を踏み入れた。
特になし




