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百々目鬼(エピローグ)

「なあなあ、これすごくねー?」


 隠そうともしない大きな欠伸をしながら学校の廊下を歩く英二の耳に聞こえてきたのは、携帯を見ながら屯していた数人の男子生徒達の会話。


「あ、ソレ見た! 飲み屋に現れた化け物の画像だろ!」

「なにそれ? コスプレとかじゃなくて?」

「ばーか、ホンモノだって! だってこの写真撮ったの俺の兄貴の友達の嫁さんの高校ん時の先輩の担任教師の娘の彼氏らしいぜ」

「ますますうさんくせー!」


 彼等の笑い声を背に歩く英二。


「人間、そう簡単には変われないってことか……」


そう独りごちながら。

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