いにしえのものがたり
世界観を変え新たに物語を書き始めてみました!
投稿遅れてしまいすみません(٥↼_↼)
どうぞご覧ください!
かつて世界を作った神は7体の竜に統治を任せました。
人々を災いから守る竜はやがて聖竜と呼ばれ信仰の対象となりました。
しかしそれを利用し私欲を満たそうとする者達が現れました。
彼らは聖竜への信仰を商売、さらには政治にも利用するようになり、いつしか聖竜への信仰に純粋な祈りは失われていきました。
それから途方もない月日が流れた頃、事件は起きました。
人々の積み重なった邪念のこもった信仰は1体の聖竜を邪竜へと変えてしまったのです。
地上に降り立った邪竜は世界各地で破壊の限りを尽くしました。
邪竜が暴れた地に残ったオーラはやがて具現化し魔物が生まれました。
そして世界の破滅を止めるため現れた6体の聖竜は邪竜と交戦しました。
その光景は奇しくも神々しいものでした。
数カ月にも及ぶ激闘も人の負の感情を糧に力を増す邪竜にとうとう聖竜は破れてしまいます。
人々は絶望しました。
聖竜が勝てない相手に人間が一体何が出来るのでしょう。
皆が生きることを諦めようとしていたとき、一人の若者が現れました。
彼はたった一人で邪竜に打ち勝ち世界を救いました。
人々は彼を英雄と讃えましたが、彼は今度は自分が世界の過ちの火種になる可能性を恐れ拒みました。
そして世界を救った若者は姿を消しました。
歴史の過ちによって英雄を讃えることを許されなかった人々は酷く悔やみ、二度と同じ過ちを犯さぬようにこの出来事を語り継ぎました。
哀れな英雄がもう二度と誕生してしまわぬように…
読んでいただきありがとうございます。
次回にご期待ください!