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生ける屍

作者: 井江 逸

頭の中は朝の霧

幻想に捕らわれ呟き続ける

誰もいないのに

誰かがいる


瞳の中は昼の霧

妄想に捕らわれ壊し続ける

全てをしっているのに

全てをしらない


心の中は夜の霧

空想に捕らわれ彷徨い続ける

何処にでもいるのに

何処にもいない


頭の中は朝の霧

幻想に捕らわれ苦しみ続ける

現実なのに

現実ではない


あたまのなかは、あさのきり

げんそうにとらわれ、つぶやきつづける

だれかがいるのに

だれもいない


ひとみのなかは、ひるのきり

もうそうにとらわれ、こわしつづける

すべてをしらないのに

すべてをしっている


こころのなかは、よるのきり

くうそうにとらわれ、さまよいつづける

どこにもいないのに

どこにでもいる


あたまのなかは、あさのきり

げんそうにとらわれ、くるしみつづける

くるしみはおわらないのに

おわるとしんじている



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― 新着の感想 ―
[良い点] 絶望を感じる。そして妄想と現実が混じり合ったような文体。
2017/11/01 23:19 退会済み
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