プロローグ〜家出をしたら異世界生活が始まりました〜
はじめまして、根倉胡桃と申します。
今回が処女作になります。
行き当たりばったりな感じになってしまったり、グダグダだったりすると思いますがちびちび更新していきたいと思ってます。
宜しくお願いします。
ある日のある夜、ある所に、1人の平凡な男子が全速力で走っていました。
彼の名前は、明葉真也。15歳の高校一年生。身長173.2cm、体重59kg。
好きな食べ物は3日目のカレーライスで、趣味はゲーム。
さて.....そんな反吐が出るほど平凡でつまらない彼が今どうして走っているのかというと、彼はついさっき、家出をしたからなのです。
彼は8分ほど前、母親と喧嘩をしました。元々温厚な性格の彼ですが、やはり反抗期なのでしょう。勉強に関してマシンガンの如くお説教をする母親に突っかかっていきました。
それはそれは大変な言い争いでした。聞くに耐えないような、酷く醜い喧嘩でした。
そして、彼はパジャマのままで家を飛び出し、現在に至るのです。
しかし、元々運動が壊滅的に苦手な彼はそう長くは走れませんでした。それでも家から離れようと無我夢中で走った彼は、道に迷うくらいには遠くへ来ていました。
「はぁ、はぁ.....。」
彼は不安でいっぱいでした。と同時に、喜びでもいっぱいでした。
彼は正直、家にいることが嫌だったのです。
3ヶ月前にやっと高校受験が終わり、先月無事に高校へ入学できた。これから、楽しく過ごそう!
――そう思っていたのに。
母親には毎日のようにガミガミとお説教され、週末しか会わない父親にはデキのいい兄と比較されて悲しまれる。そんな兄はそんなに可愛くもない彼女を頻繁に家に連れてきては、自慢してくる。
――こんな家で、どうしろっていうんだよ。
だから、彼は今、家出ができて舞い上がってしまいそうなほど嬉しいのです。
「あんな家、絶対戻らないぞ!!僕は1人でゲームやって楽しく過ごすんだ!!」
あまりの嬉しさにおかしくなったのでしょうか。周りの目も気にせずに大声で叫びだしました。
「あんな家、無くなってしまえ!いや、むしろこんな世界ごと、無くなってしまえっ!!」
本格的にやばそうです。きっと深夜によくあるテンションになっているのでしょう。
「こらこら、君。大きな声をこんな夜に出すもんじゃないさ」
案の定、声をかけられてしまいました。ザマァないですね。
「あっ、す、すいません.....」
流石に恥ずかしかったようで、声が尻すぼみになっています。
声をかけてきたのは、どうやら老人の様でした。黒いスーツをきちんと身にまとっています。帽子をかぶり、顔が良く見えません。
「ところで、君。興味深いことを言っていたね。『こんな世界ごと無くなってしまえ』だったかね?」
「は、はぁ.....」
「いいねぇ、素直だ。君、家出をしたんだろう?」
「ど、どうして、わかるんですか」
老人は不自然に歯並びの良い白い歯を見せ、笑いました。
「わかるさ、こんな夜中にパジャマ姿であんなことを言っているのは家出をした子だけだからね」
また、老人は歯を見せて笑いました。
「そんな君に、1ついいことをしてあげようか」
平凡な家出少年の彼は、「いいこと」という言葉に不安を抱きつつ、興味を持ちました。
そして、老人の話を聞き続けました。
「君は、ゲームが好きなんだってね?」
予想外の質問に、驚きながらも彼は答えました。
「はい、ゲームは大好きです」
「よろしい。私は今から君に、『おまじない』をかける。すると、君が望んでいることが起きる。いいかね?」
「いいかね?」と聞かれても困るのだが、ここまで来たらと、彼は「はい」と一言返事をしました。
「私が3つ数える間、目を閉じていてくれ。そして、君の好きなゲームのことを考えてくれ。それで、それだけでいい。」
彼は、指示の通りに目を閉じました。そして老人のカウントがスタートしました。
「1...」
「2...」
「3...!」
プロローグですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
こんな感じで書いていきたいと思っています。
これからも宜しくお願いします




