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0話 断罪者
二つの顔を持つ男が描く、断罪物語です
よろしくです。
「くそっ!くそっ!くそっ!!」
まるで何かから逃げる犯人が路地裏に入り込み、追跡者を巻こうとしていた。
が、行き止まりに行ってしまい、逃げ道を防がれた
追跡者は黒ずくめの服を着て手元にはサイレンサー付きの銃を持っていた。
犯人は喚く
「な、なんなんだよ!お前は!?俺は無実だろうが!だから、罪とかそんなの知らねえよ!!」
追跡者は答えた
「お前は確かに裁判では無実だった」
「じゃあ、何で...!」
「だが、お前は罪のない女性を殺し、その両親からも金などを騙し取った。だが、裁判で裁かれなかった。だから、俺が裁く」
「ひ、ひぃぃ!!」
引き金に指をかけ
「お前に未来はない」
紫の弾が犯人に撃ち込まれ、その弾からたくさんの鎖が現れ、闇牢獄へ引き込まれた。
「嫌だぁ!俺は、まだ......っ!」
完全に引き込まれ、消えた。
追跡者は役目を終え、何処かへ消えた。
追跡者、またの名をケルベロスと呼ばれる者を知る人はいない。