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もと神さま、新世界で気ままに2ndライフを無双する。  作者: 可燃物


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神さま、受信する。

ご覧頂きありがとうございます。


誤字報告感謝申し上げます!

濁点と半濁点間違える事増えてますね……

申し訳ないですm(_ _)m


オプリタス大陸の村が発展しない理由の一つに、外界との交易を含めたコミュニケーションが断絶している事が挙げられるだろう。



異文化交流というものは、ソコにあって当たり前になっている、自分達が持っている文化が、如何に尊いのかを振り返る事が出来る。


ソレ以外にも、他の地域の価値観や生活習慣を学ぶ事によって、自分達に足りないものを取り入れ、改善や発展に繋げるキッカケにもなる。


物々交換を経て手に入れた物の解析をし、自分達の生活を改善を図る事も可能だ。



オプスクリス開拓村で当たり前のように行われている、日光が差さずとも僅かな月明かりを増幅させて農作物を育てたり、精霊術に頼らず大規模な濾過装置を作り飲料水を確保したりする技術は、世界に通用する誇るべきものだ。


しかし世の中には光を増幅させるための魔物素材も、瘴気を確実に取り除く事が出来る霊玉も存在している。



ソレ等の技術と材料が化学反応を起こせば、更なる改良が施せるだろう。






俺達がセリアと会ったように、たまたま出会(でくわ)した冒険者を招き入れる事は稀にあったようだが、基本的にオプリタス大陸の村は閉鎖的だ。



鎖国をしていた日本のように、独自の文化が発展していくのならば、ソレはソレで良いだろう。


けれどそんな余力が無いために、今ある生活をどれだけ維持出来るか、そんな綱渡りな生活を送っているのが現状だ。



そのため、今以上の発展は期待見込めそうにない。



地球人(エルフ)の血が流れている人が多いため、寿命が比較的長い人が多いから、人的資源の不足は起こしていない。


今の所はね。

現状に甘んじて、血が濃くなりすぎたら宜しくない。



そういう意味でも、外の人間とは交流すべきだと思うんだよね。






オプスクリス開拓村の人達の居住区は、今「スキル」で創った設計図通りの地下設備で良いと思う。


だけど外から来た人達を招くために提供する場所は、遠目にも分かりやすい、地上に置くべきだろう。



何よりも、居住区と別にした方が良い。


今までのように、居住区の一区画を貸し与えるのは、リスクが大き過ぎる。



悪さをしようとする人だった場合、放火でもされたら、ほぼ密閉された地下施設では、蒸し焼きになってしまいかねないからね。



地下と行き来出来る転移方陣を設置する部屋を創ってさ。


狩りをしに行く人達も日常的に使うようにすれば、生活感も出る。


そうすれば冒険者が利用するってなった時に、居住区が別にある事を悟られずに済むし、アレが足りないコレが必要だと慌てずに済むだろう。



来客があったら分かるように、地下の中央に設置する浄水器に、回転灯でも備え付ければ良いじゃん?



ただ、外はマイナス何十度の極寒の世界だからなぁ。


断熱性能が高くないと、なかなか地上に住居を構えるのは大変そうだ。



地球上で最も寒い定住地とされていたのは、ロシア東部のオイミャコンだが、そこですらマイナス六〇度程度だったんだもの。


それ以上の寒さに耐えなければならず、しかも魔物の被害を受けないようにしようとなると、なかなかに厳しい。



オイミャコンは水道管を通しても凍ってしまうから、上下水道が無かったんだよね。


だからと言って、自然にダイレクトに還すための共用トイレを屋外に設けるワケにはいかない。

ウッカリ魔物に襲われかねないからね。



温泉も無いから、常に火を焚いて温度を確保するとなると、管理も大変になるし。


数年に一度、来るかどうかも分からない冒険者のためにソコまで出来ない。



しかし衛生面を考えると、屋内に備え付けるのは難しい。


樹木が豊富にある土地なら、今まで創ってきた冒険者用の小屋のように、オガクズを使ったトイレを置くのだが、この大陸ではムリだ。



そうなると、生ゴミ処理器も兼ねた、スライムをどこかで調達して来るのが、最も現実的な手段かな。






角骸鯨(ポーコゥル)のような脂肪の分厚い魔物を常食している事を考えると、やはり住民はカロリー密度の高い食料を欲しているのだろう。


住民が狩りに出るための拠点としても利用出来るような設備にしたい。



今は転移方陣に乗ったら即外に放り出される仕様になっているからね。

ヒートショックが起きたら大変だ。


地上にワンクッション置くための、建物があると便利だよね。



仕留めた獲物をその場で解体しようとしたら、他の魔物に襲われる危険性があがるし、解体設備も備え付けたい。


しかしそうなると、大きな魔物を持ってココまで戻って来るための運搬道具が必要になるな。


やはり、ソリが最適だろうか。



収納用の倉庫に昇降口を付けるべきだろうが、窓やら扉やら外気が入る場所は少ない方が良いよな。


しかし魔物は基本的に巨体である事が多い。

昇降口は必須だろう。



いっその事、処理場兼格納庫を半外扱いにして、天然の冷蔵庫にしておくか。


……血液が凍ったら、血抜きが出来なくて困るか。



獲物の搬入口を一番外側に創って、ソコは暖房設備は無しにして、一時的な保管庫扱いにする。


解体場は隣接させて、外と直接繋がっている保管庫と、居住区画との間の緩衝スペースを兼用させとくか。



冒険者を招き入れるための玄関は、二重構造にして風除室を広めにする。

濡れた装備品を干して置く場所を確保しておくべきだし。



狩りに出る時の道具を保管しておいても良さそうだから、結構な広さが必要だよね。


一〇人単位で狩りに行くって話だったし。



壁って断熱材を壁に入れるのと、真空状態にするの、どっちの方が外気を遮断出来るのだろう?



魔法瓶構造の高気密高断熱住宅となると、機械動力による吸気と換気をしなければならなくなるけれど……


まぁ、それは地下もそうだし、オーバーテクノロジーにはならないか。

特に疑問に思われはしないだろう。



三重サッシの窓を明り取りに付けて、地下の居住区と同じように夜行茸(ノクタング)夜行苔(ノクオピュタ)から抽出した液剤を角骸鯨(ポーコゥル)の牙を細かくすり潰したものと脂を一緒に混ぜ、ガラスの表面に塗る。


均一に慣らして焼いて固定すると、透明になる。



そうすると、光源を何倍も増幅させて、室内を明るく照らしてくれるようになるそうだ。


へぇ〜、面白い。



キノコやらコケやら、リン酸カルシウムや脂なんかでこんな物が作れるなんて。


やっぱこの世界って変。



トンテンカンテンと金槌の音こそ響きはしないが、内装も含めて着実に仕上がっていく。


「スキル」は便利だなぁ。






しみじみと思っていると、頭に警告音がけたたましく鳴り響く。


作業をしていて夢中になって気付かなかったらヤバいと思って、内耳を直接振動させて脳に骨導音の情報を届けるように設定していたのだけれど……


音量をデカくし過ぎたか。


頭がくわんくわんする。



警告音が鳴ったと言う事は、別行動をしているカノンの方に何かあったと言う事になる。


俺に助けを求める事を良しとしない彼が、万が一の時のためと持たせた防犯ブザーを押したと言う事は……


……もしかしなくても、とても良くない事が起きているのではなかろうか?


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