表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

大谷になれるボタン 望郷編

作者: アホ

「鈴木さん、俺になりたいと思ったんすか?」


試合から帰ってきた大谷に私は自分の本当の名前、禿げた65のおっさんである事などを伝えていた。


「少し迷ったんですけど、やっぱり大谷になりてえなと思ってしまいました。」


大谷は満更でもないという雰囲気で黙っていた。

見かけ上大谷そのものになったとはいえボタンを押しただけにすぎない私は何を話せばいいのか皆目見当がつかない。


「イチローさんと俺と本当はどっちになりたいですか?」


鈴木貴弘というのが私の名前だったが、活躍するイチローが自分と同じ名字であることを意識することも多かった。

とはいえありふれた名字である。

そこまで深く考えていたわけでもない。



「あ、俺もう寝る時間なんで、すいません。」


大谷は眠る体勢になると驚くほどの早さで熟睡してしまった。

そのための特別な訓練の成果らしかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ