謎の頭痛
前回までのあらすじ
主人公の九道 智和が、コンビニにぶらぶらと立ち寄り伝説の雑誌の月間ヌ~を購入し
わくわくしながら自宅に帰宅する。
家族との団らんを楽しみつつの未来の回想...。
これは、まだ。主人公の物語が交差する前のお話...。
ふぃ~、お腹を満たすほどに食べた。
母さん、いつも美味しいご飯を作ってくれてありがとう!
(母さん)どうしたの?智和、改まって。
いや、何でもないただそう感じただけだよ。
(花織)ふぅ~、お風呂~気持ちよかった。バカ兄貴も入ったら?
バカは無いだろ~笑、しかし、妹の後に俺が同じお風呂につかるのか...
うぅ~ふぅ...緊張するなぁ~(ねっとり)
(花織)えっ...まさか興奮してるの?ゾッとしてきた...。
ハハハ、冗談だよ。我が愛しの妹よ~。では、兄はお風呂に入ってくる!ではぁ!
シュバーン!!!(勢いよく飛ぶ音)
ハァ、ハァ。これが、お風呂だよなぁ~ぎもぢいい~ぜぇ~。二日に一度の安息の湯
ここが、エデンか...!
あぁ、今日も宇宙人には会えずか...恥ずかしがり屋さんか?それとも隠れているのか?
それか幽霊と同じで見えてないだけかも~!
くぅ~、そう考えただけでわくわくするぞぉ!
さて、お風呂から上がって妹で遊ぶか(ちょっかい的な意味)
うっ...ぐ...頭が...痛い
ハァ、ハァ...まだ終わらねぇぞぉ...諦めない限り...俺たちはぁ!
ハッ!(我に返る)
なんだろう...今の声は、少し寒いような...そしてこのゾワゾワする感覚...怖い、な。
あ、寒いのは風呂から上がるからだな!なんかここ最近、地震と同じく頭が痛いし...
でも、怖いのは、このゾワゾワ感は分からない。
(花織)バカ兄貴!、もうお風呂に上がった?次はお父さんの番だから!
(父さん)お~い!智和!早く父さんと変われ。父さんも明日からまた仕事なんだ。
あ~ごめん、ごめん。ちょっとボーっとしていた。今、上がるから。
ガラガラ(扉が開く音)
しかし、本当になんだったのか...そうだ!ネット掲示板のオカルト板に書き込むか。
シャカシャカシャカ(歯を磨く音)
明日から学校か...めんどくさいけど行かないとな。授業は面白くないから
空でも見ながら過ごすか...。
では、世界よ、おやすみ!みんな、おやすみなさい!
(家族)おやすみ~!
ガチャ!(自分の部屋の扉を閉める音)
さて!ネット掲示板の道しるべというオカルト板に身近に起きている地震と自分の頭痛は関係が
あるのかを調べるか。
カチャカチャ(キーボードをたたく音)
しかし、父さんには感謝しかない家は貧乏なのに情報は大切だからと中古のPCを購入してくれる
なんてな!ありがてぇ~!
ピコン!(返しメッセージ音)
お!やはりオカルト板の道しるべ、ちょっと投稿しただけでこの食いつき!いいね!
しかも、名前も挑戦的だなこの人。面白そう!
(未来人)こんばんは、トモさん(俺のネット上での名前)
結論から述べますとそれは、未来からの信号だと思います。この世界には、あらゆる分岐が
存在します。極端に言えば自分の死を回避する道があるとします、一方では回避できますが
片方では回避できず死を迎えます。
でも、本来の歴史では貴方の死は全て回避されるのが正しいとします。
この場合は、あなたは世界の歯車に必要な事柄ということになります。
しかし、世界の歯車が歪まされて狂うと自分の居る世界の両隣の世界にそのことが
電波し貴方は死を回避出来なくなる。それを、食い止めるために思いを乗せ回避する事が
出来る同じ自分に思いを飛ばす。変えられる人に託す思いの信号だと私は、考えている。
ドキッ(おもしろ)
(異世界人)横から失礼するぞ!
お!また、面白そうな人が書き込んできたぞ!
(異世界人)未来人さんの書き込みは、興味深いですね。
我々の仮説だと、大きく言えば人類の歴史にはあらゆる事件や事象がありどれほど小さい事で
あれちりも積もれば狂う事があるとする。
貴方の死は小さい事でも、もし未来人さんが言っていた全て回避されるべき出来事であるのなら
近々、自分の身に起こることを少し未来の自分が予見や体験したことが伝わると思う。
同じことだけど我々はこのことを時空の歪みと呼んでいる。
(タロー)こんばんは!みんな!
(トモ)おや?お子様かな?
(タロー)僕らも考えがある!
いきなりだけど、人類は一度、みんな滅んだことにする。
一度、滅んだ人類は観測はされていないが神様の慈悲により神様が創った世界に転生された
とします。ここでは、みんなはのんびりと暮らし平和に暮らしていました。
でも、ある時。平和な世界にあるはずのない現象が起こるとします。
その現象を突き止めるために動く者がいる、そして見つけた場所がこの世界の時間軸とする。
みんなと協力してこの捻じ曲げられた世界の謎を解き明かすのが僕らのやるべきことだと思う!
(トモ)ちょっと、待って!人類滅亡って何?神様っているの?
(タロー)僕らの世界ではいるよ!
(異世界人)我々の世界にもいるぞ!
(未来人)伝承や伝説で語られていますよ。
(トモ)えっ!俺らの世界では神様はいないけど、宇宙人はいると思うけど...多分。
というかみんな難しい会話をしすぎて頭が着いてこれないんだが...。
(未来人)その信号は大切なことだと思います、決して諦めないで下さいね。
おっと、時間が来たようです、私は帰ります。 ログアウト
(異世界人)我々も次の段階へ移行する! ログアウト
(タロー)僕らも自由研究が残っているし、バイバイ。 ログアウト
さて...頭痛は俺の死を回避する信号という結論が出たし、寝るか。
(トモ)みんな!ありがとう!愛している! ログアウト
あぁ~眠い。今日も宇宙人には会えないな~。ZZZ...。
登場人物の名前を忘れたりすることは、現実でもよくあることだから
作者自身が覚えるように努力します!