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半覚醒者

前回までのあらすじ

意地悪な奴の山蛇 勝悠くんにかくれんぼの仲間に入って鬼をするよう言われた、最初は断ろうと思ったが出来ないかった。集合場所はスメラノキミ神社だ。

僕は適当に道草を食いながら、スメラノキミ神社に向かった。

嘘の息切れしつつ、たどり着いた智和は勝悠に殴られそうになるがみんなより一つ上の先輩の天林 鉄矢くんが助けてくれた。鉄矢くんがかくれんぼをするように言うと、周りからも色々な人が現れた。

僕がスメラノキミ神社の真ん中にあるご神木で10秒間、数を数えてかくれんぼが始まった。

かくれた人を探そうとすると、石を投げられた。でも、よくある事だから気にしなかった。

1人とまた1人と見つけ、最後には鉄矢くんだけが残り祠にいるとのことで覗いてみると誰も居ない。

嘘を付かれたと思い、戻ろうかと思った瞬間に誰かに後ろから押された。

僕は、怒って後ろを振り返るが誰も居なかった。怖くなって、みんなの元へ戻ったがそこにも誰も居なかった。

みんな、自宅に帰ったらしい...。僕も日が暮れたころだから、帰ろうと思いスメラノキミ神社を後にしようとすると後ろから自分の名前を呼ぶような声がして、また怖くなりスタスタと自宅に向かう智和だった。

      ホーッ、ホーッ、ホーッ(フクロウが鳴く声)

(智和)ヤバいもうこんな時間だ!怒られる...!あぁ...、やっとおばあちゃんが見えてきた。

(母方のおばあちゃん)どこ行ったんじゃあ~!智和ぅ!

(智和)おばあちゃんが夜道を歩くことは無いから、これは僕のせいだな。おばあちゃん~ただいま~。

智和は急いでおばあちゃんの元へ走った。

(母方のおばあちゃん)なぁ~に、夜までほっつき歩いていたんじゃあ!心配させんじゃないよ、このバカ垂れがぁ!

      ゴツン(智和の頭を叩く音)

(智和)痛ぇ...、ごめんなさい。おばあちゃん...。

(母方のおばあちゃん)それで、どこに行ってたんだい?

智和は事情を説明すると、おばあちゃんの顔の形相が一変した。

(母方のおばあちゃん)あれほど、祠には近づくなって言ったじゃろ!なぁ~んか、嫌な気配が夕方頃からしていると思ったがそういうことか。智和ぅ!今から急いで家に帰るが絶対に今日中は、一歩も外に出てはならないよ?理由は、奴らの気配を感じるからじゃな。いいかい?絶対にだ、智和ぅ!

(智和)はい!後、奴らって誰?

(母方のおばあちゃん)お前にも口を酸っぱく言う奴らじゃよ、わしらは奴らの事をその見た目から

オオメダマと呼んでいる。窓のカーテンも閉めるんだよ、後、今日だけは電気を付けて寝るんだよ。

奴らは、暗闇に身を隠すのが得意じゃからな...。さて、長話も過ぎたから行くぞ!

(智和)分かったよ、おばあちゃん!今日の夜ご飯は何?

(母方のおばあちゃん)はぁ、智和は呑気じゃな...、いつも通りじゃな。

(智和)いつも通りだね!いや~、お腹すいたよ~。

      ガラガラッ(玄関の扉が開く音)

(智和)やっぱり、家が一番!今日のテレビ番組は特番を組んでいたはずだから楽しみ~、ヤバいもう

時間だ!見なきゃ...。ぽちっとな!

(母方のおばあちゃん)しかし、厄介な奴につけられているね智和は...。いいかい?智和を絶対に護るよ

いいね?

おばあちゃんの影から光る何かが現れて、またすぐに姿を隠す。

(???)御意。

      ガラガラッ(玄関の扉を閉める音)

(智和)ハハハッ!この真っ裸のおじさん(R18版の主人公)なんで裸で森をウロウロしているんだろう~!

(母方のおばあちゃん)智和ぅ!わしにもテレビを見せんか!後、食事は食べなくていいのか?

(智和)今、いい所だから。ハハハッ!見てよこの真っ裸のおじさん、投獄されたよ~!

(母方のおばあちゃん)だから見えないと言っているじゃろ!智和、こっちに来ていただきますしな。

(智和)はいはい~。

智和はいつもの食事が並べられたちゃぶ台の横に座った。

(二人揃って)この世に感謝、いただきます!そして、いつも美味しい。

智和は、不気味に聞こえた僕を名前を呼ぶ声についておばあちゃんに問う。

(母方のおばあちゃん)あぁ~。それがオオメダマの声じゃよ、奴らはそうやっておびき出して取り付いたり、攫ったり、しまいには人を食べることもあるから無視をして正解じゃな。後、力が欲しいかと尋ねられても頷くんじゃないよ。因みに、神隠しとは違うぞ。あれは、別の世界へ引き込まれた結果が伝承として残されているだけだからな。でも、ちゃんとこちらの世界に戻ってきた例もあるから攫うとは別じゃな。

(智和)別の世界!?え、まさか。異世界転移みたいな奴?

(母方のおばあちゃん)ん?異世界転移?名前からしてほかの世界に転移するという意味なら、そう言う事じゃな。まあ、戻ってきた例が少ないからこちらの世界より向こうの世界の方が馴染んだかそれか命を落としたとも考えられるな...。パクパクッ...。

(智和)異世界転移!これは僕の書く小説にも応用できそう。グへへッ!

      20分後

(智和)ふぅ~、食べた。ごちそうさまでした!

(母方のおばあちゃん)はい、ごちそうさま。さて、お茶碗の洗いと片付けをしてもらおうか。智和。

(智和)えぇ~、なんで?いつもは、おばあちゃんがやってくれるじゃないか。

(母方のおばあちゃん)今日はわしを困らせたから、罰をやる。そういうことだ。

(智和)は~い、分かりましたよ~。

      ゴシゴシッ(お茶碗を磨く音)

(智和)はぁ...、テレビ番組の特番を見ていたかったのになぁ~。かくれんぼは断るべきだったな。

(???)トモ~カ~ズ~ク~ン、アソビ~マ~ショ~。

(智和)...?誰だぁ!?おばあちゃん、何か言った?

(母方のおばあちゃん)いや...何も。智和、おばあちゃんの元へ戻ってきなさい!

(智和)あぁ...、何だって?

(???)トモカズク~ン?

(智和)声がする方向は、玄関かな?おばあちゃん、誰か訪ねてきたから出てくるね。

(母方のおばあちゃん)バカ垂れぇ!智和ぅ!戻ってこんかぁ!これは、智和の頭の中に侵入して思考を

操っているな。チッ!厄介な奴らじゃな。仕方ない、鬼人を呼ぶか...。(謎の文言)はぁっ!

      フーン...(召喚する音)

(鬼人)お呼びで、ご主人?

(母方のおばあちゃん)鬼人よ、智和、スメラノキミを契約通りに護れ。

(鬼人)御意。

(???)コッチ、コッチ。

智和は、思考を乗っ取られたかのように玄関の方へ向かった。

(智和)なんで僕、玄関まで歩いているんだろう...?たしかおばあちゃんには今日中は一歩も外へ出るなって言われたような?ハッ!誰かの手招きが見える!

(???)チッ、モウ バレタカ サスガ ハ ハジマリ ビト ノ チスジ カ。

(智和)誰だ!正体を現せ!と言うと、奴は姿を現した。

(???)邪魔するぜぇ、スメラノキミさんよぉ~いや、まだ覚醒前だからただの智和かぁ~。

(智和)オオメダマ?

<〇>そうだぁ、お前ら人族からはそう言われている。

(智和)僕に何の用だよ?怖いから帰ってくれない...。

<〇>ガハハハッ!それは出来ないなぁ~、我らは、お前を抹殺しにきたからなぁ~。だから死ね。

するとオオメダマは、智和の頭上に拳を上げ勢いよく拳をこちらへ向けた。

(智和)...!やべぇ、避けられない!死ぬ!

      ゴッガ!(オオメダマの顔を殴る音)

<〇>...!鬼人かぁ~。誰かが召喚したな、あのばあさんか?なるほど、そういう事かぁ~。

(智和)何かブツブツ言っている今のうちに、逃げろ!

智和は、焦っていたのか外へ出てしまった。外には、オオメダマたちがうじゃうじゃいたのだった。

<〇>あぁ?あいつじゃねぇかぁ?俺たちの天敵になるって言うスメラノキミはぁ~?

<〇>タイムマシンで乗ってきた甲斐があったな、まだ覚醒前みたいだなぁ~。ガハハハッ!

これは楽な任務になりそうだぁ~!

(智和)うわぁ...、外に出るべきじゃなかった!家に戻った方がいいかも...。

後ろに振り替える智和だったが、後ろにもオオメダマが居た。奴らは謎の角の生えた生物と交戦中だった。

(鬼人)スメラノキミ様を護れ、黒狼。

すると、角の生えた人?の影から黒い狼が現れた。

     ガルルルルゥゥゥ...!!!(黒狼の威嚇)

黒狼たちは、智和の周りを囲んだ。

(智和)何が起こっているんだ!一体!

<〇>この鬼人、なかなかの手練れだなぁ~。おい、お前らぁ~スメラノキミを殺せぇ~。上からは捕縛しろと言われているがぁ、関係ない殺せぇ。

<〇>隊長がぁ、言うなら仕方ないかぁ~。おい、そこのガキ、死ねぇ...!

     ガルルルルゥゥゥ...!!!(黒狼の威嚇)

(黒狼たち)ご主人様を護れ!

<〇>おい、この犬。我の手を食いちぎったぞぉ~、やるなぁ~。勉強になるわい!

<〇>だが、我々の身体は再生する。我々は不老不死の種族、そう簡単にはやられんぞぉ~?笑

(智和)どうするか、この場から離れるか?いや、でも。どうする?

(???)智和、ここは考えた方がいいぜぇ!それでもだめならこう叫べぇ!心に住む人々よ、今ここに顕現せよ。と!

(智和)え!?また声がする?誰だぁ!

<〇>いかん、スメラノキミが半覚醒するぞぉ!お前ら、止めに入らんかぁ!

<〇>何ぃ!?半覚醒だとぉ~!おい、犬に構わず着いてこい!お遊びは終わりだぁ!

(???)智和、お前は一人じゃない生きる事をまだ諦めていないのなら叫ぶんだぁ!

(智和)心に住む人々よ、今ここに顕現せよ。ってあれ?何も起こらないじゃないか!

(???)こういうのは大きな声で言うもんだろ?お前が小説に書いたように元気よくなぁ!智和!

(智和)まさか、キミたちは!?

(???)そう、そのまさかだぁ!智和ぅ!叫べぇ!

<〇>おらぁ!お前らどけぇ!我が殺すぅ!

     ガシッ!(オオメダマの腰を掴む)

(鬼人)させません。うぉらあぁ!

<〇>うお!?

オオメダマは、体制を崩し倒れる。

<〇>ま、間に合わん...!半覚醒するぅ!

(智和)恥ずかしいけど、心に住む人々よ!今ここに顕現せよ!

すると、智和の胸の真ん中が光り輝き彼は現れる。

(智和)夢じゃないよね...!嘘だろ!?

僕の目の前には、理想の僕が立っていた。そうかれこそが...!

(???)待たせたなぁ!俺たちの神様ぁ!

<〇>現れたな、スメラノキミ。いや、もう一人の九道 智和。紙の中の始まり人...。



智和くんは、14歳でかくれんぼをしている描写がありますが作者も同じ年の頃に仲良しだった友達とかくれんぼをしました。少し恥ずかしかったのですが僕にとっては良い思い出ですね。

このことを知り合いに話しましたら、常識がずれているそうです。

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