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第3話(成長=才能?努力?)

他の方々の素晴らしい作品を見ていたら投稿予定の日がいつの間にか過ぎていただとッ!?


……………では、話の続きをどうぞ!


マナが約束を自慢するために破ったことに、リグルは拳骨を喰らわす程の注意して、そのことでマナからリグルの母に告げ口されたくなければ魔法の的になれと言われ、リグルはマナに「おかしいぞ!?そもそもマナが悪いんだろ!」と反対するが、リグルは母への告げ口を恐れてマナから魔法の的にされてしまう。


その後、マナのリグルへの仕返しはマナが満足するまで魔法の的になるのであった。



───────────────────────────────


「────はぁ、酷い目に遭った………」

ーズル、ズル


マナに魔法の的にされていたリグルは精神的、肉体的にも疲弊し、何時もより重たくなった気がする身体で1人カイン達の訓練から帰っていた。


リグルが疲弊した身体でカイン達の訓練から1人で帰っているのには訳があった。


気配を消して隠れていたカインはマナが魔力が切れたことを確認した後、気配を消すのを止めて2人の前に姿を現しては、ひたすら魔法の的になって疲弊したそんなリグルの姿を見てはリグルは今日の訓練を切り上げて上げることを提案する。


そんな提案をしてきたカインを見たリグルは、カインが決して自分に被害が来ないのを確信したから気配を消すのを止めて助け船を出したのではなく、あまりにも疲弊したリグルの姿を見かねたから、自分の気配を消すのを止めて訓練の切り上げを提案したのだと幼馴染みとしては信じたいと思いたいが、訓練を切り上げを提案した時のマナに怯えるカインの表情を見た感じではそれを信じれなかった。


しかし、リグルもマナが自分の魔力が切れたことから自分を一旦は解放したが、その後自分に何もしないと明言していた訳ではなかったのでリグルはその為カインの行動に文句をつけずに今の疲弊した自分にマナが他にも何かを要求する前に訓練を切り上げる提案をしたカインの発言に直ぐ様に賛成の声を上げる。


そんなカインが疲弊したリグルの訓練を切り上げる発言を聞いたマナも、自分の魔力が切れたことと、疲弊したリグルの様子を見ては仕返しに満足したこともあって、リグルの訓練切り上げる提案に許可し、そのことからリグルは、まだ休憩を挟んでは訓練を続けるつもりの2人から解放され、疲弊した身体を休める為に1人で家に帰って行っていたのである。


「くそ~、マナの奴また機会があれば今回の仕返しをしてやる~~っ!!」


そして疲弊して重たくなった身体をトボトボとゆっくり家まで1人で帰っていたそんなリグルは、マナに仕返しの機会を見つけたらすることを誓いを立てていた。


「…………しかし、カインとマナの奴、技能や魔法の習得が早いなぁ~。流石ゲームの主人公の1人とその仲間、メインキャラなだけあるな~。僕が魔法や竜人剣術の型を覚えようとした時よりも2人の方がずっと早い。僕はゲームの知識や"アクセス"の力を使って効率的に鍛えているのに………」


リグルは先程の訓練の様子を思い出しながら、カインとマナの2人の成長スピードの早さには流石ゲームのメインキャラ達だと自分の成長の早さを比較して感心する。


「やっぱりリグルはゲームのモブキャラだけに、カイン達と比べて才能がないのか?」と、カイン達の成長スピードからモブキャラでリグルとでは才能の差が有るのか?、と考えていた。


しかし、


才能の差なんてものをリグルは2人と自分との成長スピードから考えているのだがそんなことはない。


リグルがカインとマナの2人と比較して成長スピードが遅くなっているのには原因がある。

それは、リグルは純粋な子供であるカインとマナの2人とは違い、その子供の身体に成人の精神が入っておりしかもその成人した精神が過ごしてきた時間の大部分が魔法など無い世界で育ったことが原因だ。そのリグルの成人した精神の経験がカインやマナのように真っ白の状態で感覚や知識を飲み込めない障害になり、先入観や自分の魔力等を感知しにくくしては技能や魔法の習得や成長を遅らせていたのである。


そんな成長を遅らせる原因が自分にあったことにリグルは気付かず、ドンドン凄いスピードで成長するカインとマナの才能を羨ましく思うが…………


「…………違う。確かにあの2人にはゲームで描かれたような才能がある。でも、カインやマナは成長する為の努力をしている。実際、僕は疲弊したからといって家に帰ろうとしているのに対して2人は休憩を挟んでは訓練を続けるじゃないか」


──このまま頑張りました程度の努力しかしないなら、僕はあ

の2人に置いていかれるだけじゃなく…………

自分の死亡フラグでさえ折ることなんて不可能だ!


リグルはカインとマナとの才能の差を羨み、自分が成長しようとする努力に妥協していると自覚する。


そして、


「…………あの2人に置いていかれない強さ、自分の死亡フラグを折る強さ、この世界の危機に対応出来るその強さを、今の僕がそれを手に入れるには()()しかないか……………」


リグルは今より強くなるために()()しかないとそう言って、自分に初級水回復魔法≪ヒーリング≫を使って疲弊した身体を癒してはリグルは母が行くことを()()していた村の外へ足を運ぶのであった。




◆◇◆◇



リグルが強さを求め村の外へ足を運んでいる頃

訓練をするために村の空き地に残ったカインとマナはというと………



「───スゥーー土魔法、≪ストーン・キューブ≫≪ストーン・キューブ≫≪ストーン・キューブ≫≪ストーン…………」


ゴロゴローー、ゴロッ!!


魔力が回復したマナは新しい魔法を覚えようと、今度は土魔法の初級の援護魔法の≪ストーン・キューブ≫、その名前の通り岩をキューブ状に変形させては敵にぶつけたり、敵の進路や退路を塞ぐのに使われる。マナはその≪ストーン・キューブ≫の習得にチャレンジしていた。

何度も呪文を唱えては、土をブロックにして狙った所に置くことや、硬さを確認するためにブロック同士ぶつけて練習をしているが、しかしまだマナの≪ストーンキューブ≫は未完成な所があり、マナが発動させた≪ストーンキューブ≫は所々砕けていたり、魔法の操作も狙った所にいかなく苦戦している様子だ。


そしてカインはというと………


「───火の太刀、二式≪散火≫ッ!、≪散火≫≪散火≫≪散火≫ッ!!!」


ザン、ザン、ザン、ザン、ザン、ボォッ!!


マナに習得数を負けたカインはマナに追いつく為に、火の太刀の一式≪火柱≫の次の式、≪散火≫を習得しようとしていた。

カインは、バランス良く魔法を覚えようとしているマナとは違い、自分はとりあえず習得する技を火の太刀に絞り特化するみたいだ。


──ドサッ


「はぁはぁ、…………あーー無理、もう魔力も体力も限界~」


「はぁはぁ、…………ふぅ~~、そうだな。今日はもうこの辺にするか。」


新しい魔法と技を習得しようと訓練していたマナとカインは、体力と魔力の限界がきては地面に座り込み、今日の訓練をこの辺で終わろうと話す。


「………ところでカイン?アンタ、竜人剣術の火の太刀の次の式を覚えようとしているけど、他の太刀の式から覚えた方が簡単じゃないの?リグルも竜人剣術の式を覚えるのは各太刀の一式を順番に覚えていくのが普通で覚えやすいって言っていたじゃない?」


「あ~~、それだけどなぁ、竜人剣術の太刀の一式って基本的に単体を相手に使う技が多くて、今よりも強くなるために複数相手に使える火の太刀の二式の≪散火≫を先ず覚えようと思ってな」


「ふ~~ん」


「でも流石二式だぜ!一式に比べて技の難易度が高くて、覚えようと訓練していたけどまだまだ上手くいかないぜ」


「なに、一式の≪火柱≫と比べてそんなに二式の≪散火≫はそんなに難しいの?」


「そりゃそうだぜ、一式の≪火柱≫は剣を振るうのと同時に闘気を火に変換したのを放ち、相手に火柱のように攻撃する式だけど……二式の≪散火≫は、連続して火に変換した闘気を飛ばして攻撃する技だからな」


「………確かに習得の難易度が一式の≪火柱≫に比べて二式の≪散火≫だと羽上がるのね。連続して、しかも攻撃を飛ばす必要があるなんて難しい式なのね。」


「そうだぜ………それよりマナも………えっと、≪ストーン・キューブ≫だったか?今度は土魔法を覚えようとしているだな」


「そうよ。私は火魔法の≪ファイヤー・ボール≫と風魔法の≪エアー・≫の攻撃魔法を2つ覚えているから今度は土魔法の、それも援護魔法を覚えようと思ってね」


「ありだな。マナが魔法をバランスを良く覚えてくれたら頼もしいぜ!」


「そう?それならよかったわ。元々リグルが最近どんどんと魔物の数や凶暴化が進んでいるって、村の大人が言っているから自衛の為にも訓練を始めようって言ったことから鍛えていることだしね」


「そうだな。でもそんな話は村の中に魔物が入る前に大人の人が魔物を退治するからあんまり実感がなくて、竜人剣術や魔法が使えたらカッコいいと思って始めたんだけどな」


「そうよね。私もそうよ。こんな村の中に娯楽なんてあんまり無いから魔法が使えたら楽しいだろうなぁ~って思って始めたもの。…………それにしてもリグルって心配性の所があるわよね。魔法を教えてもらう時の約束だって人のことを心配して内容だし」


「だな」


ハハハっとカインとマナはリグルの心配性の性格を笑って話していた。


ゲームの知識があるリグルは、自分の死亡フラグを折る為に鍛えるとついでにカインとマナの能力を鍛えることで、ゲームが始まりの展開の時点で原作よりも強くして、この後の問題解決する時に原作よりもスムーズに解決しようと思い、2人に剣術や魔法の訓練に誘っていた。


しかしゲームの知識があるリグルはともかく、ゲームの知識が無いカインとマナに「この後の世界では魔王が復活するから鍛えておいた方がいい」って説明はリグルは出来なくて、その為リグルは訓練に誘う動機をカインとマナに身近な危機である魔物の増加や凶暴化の話をすることで2人に剣術や魔法の訓練に誘うことにした。


まぁ、カインとマナはそんなリグルの話をあまり本気にしておらず、「楽しいこともあんまり村には無いから剣術や魔法を覚えたら楽しいかなぁ?」って気持ちでリグルの訓練に付き合っていたのだが………


「でもリグルの言う通り、最近村の周りでも魔物の数が増えてきたよな?」


「そうよね~、前は退治した魔物の死体を見ることはあっても、生きている魔物の姿を見ることなんて滅多になかったのに最近ゴブリンとか弱い魔物だけど村の周りで見かけることがあるわよね」


「まぁ、それでも村の大人が村の周りで魔物を見つけたら直ぐに退治するから村の中に魔物が入ってくることなんて1度もないけどな」


「でも、村の大人達は結構問題にしていたわよ?私の親もこの前家でそのことを話していたし、だから私も親から村の外には出るなって言われたしね」


「俺も言われたぜ」


「その意味ではリグルの言う通り、カインは剣術を、私は魔法をリグルから教わっていて、村の他の子達とは比べて戦う術があって安心だわ」


「だけどもし、村の外に勝手に出て魔物と戦おうとするのはまだ早いと親から言われたけどな」


「私達結構力になれると思うのだけどね~~」


「だな。………まぁ、今の所は村の大人達がちゃんと魔物を退治して村の中に魔物が入って来ることがないことだし、俺達はもし村の中に魔物が入って来た時に備えて鍛えておこうぜ?」


「…………そうね。それにリグルっと違って、アンタは剣術だけ、私は魔法だけしか使えず、どちらもリグルよりも使える魔法の数や剣術の式も少ない」


「なら先ず俺達のやることは、使える剣術や魔法をリグルよりも上達することだな」


「そうね。あー長く話していたらもう遅くなってきたし早く帰らないと」


「おっと、そうだな。早く帰らないとオカンから怒られるぜ!」


「ふふ、ならまたね」


「おう。またなマナ」


カインとマナは話が長くなってしまい、日が暮れて来たこともあって早足で家に帰っていくのであった。



その頃リグルは………



「……………………ふぅ~~」


───何とかバレずに村の外に出れたな。


1人村の外に大人に隠れて出ていた。

村の外に出たリグルは、村を出た後ある存在を探して足を進める。


「………僕がカインとマナ達よりも才能が無いことを文句を言っても仕方ない。でも、僕は2人以上に効率的に鍛えるしかないけど、村の中で訓練しているだけでは効率的に鍛えるのにも限界がある。なら、これ以上効率的に鍛えるには魔物と戦うことで実戦経験を積み、レベルを上げるしかない」


そう、隠れて村の外に出たリグルの目的は魔物と戦うことであった。

リグルは村の外に出て魔物と戦うことで、実戦経験とレベル上げを狙っていた。


「…………ふぅ~~、よぉ~し!死亡フラグを折るためにも、カインとマナに負けない為にも死ぬ気でやるかッ!!」


リグルはカインとマナの2人の才能と努力に負けない為にも、自分の死亡フラグを折るためにも村の外に出て魔物と戦う為に探すのであった。



ちなみに魔法には各属性に回復魔法や支援系の魔法がある設定になっています。


カインが火の太刀の次の式を習得しようとして、他の太刀や式について出なかったのですが、今後に他の太刀や式についての話が出たり、説明する機会があります。

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