あの一次予選に参加してみた
某年11月1日土曜日、我々夫婦は「新婚さんいらっしゃい」の一次予選を迎えた。
前日まで計6枚に渡る「新婚さんいらっしゃい対策」を作りあげ、私は万全とは言わないまでも手ごたえを感じていた。メイちゃんにも無理やり「対策」を読んでいただき、二人でディスカッションもしてきた。だけどもう少し、やれたのかなとも思わないでもないが、まな板の上の鯉。もうやるしかないのである。
朝も早よから電車で、佐賀市内まで。車内では「対策」に目を通していると、隣に座るメイちゃんが恥ずかしそうな顔を見せていた。そんなの関係ない。せっかくのチャンス是非とも逃したくない。予選で頭が真っ白になって何も出てこないなんてもったいないことはしたくない。テレビに出れないなんてあり得ない。と韻を踏みつつ自分を鼓舞させた。
駅から会場へ徒歩で目指す。メイちゃんはかつて佐賀に住んでいて土地勘があり、スイスイと進む。私はその後をいつも通りに従うだけだ。
思いのほか、早く着いた私たちは、わかりづらい不親切な会場案内(会議室のある階を小さな文字で「朝日放送」と書かれていた)を見つけ、二階へ。しかし、一次予選が行われる会議室は20分前だと言うのに真っ暗だった。「誰もおらんね」「早く来すぎた?」「ちょっと座りたいね」と別の階にある休憩所へ。しばらく他愛もないことを話して時間をつぶした。
再び、会議室に戻ると、灯りがついており、数組の夫婦がコの字状に設置された長机に座っていた。奥の長机にはディレクターが元気な声で「おはようございます!お名前は」「立花太郎です」「すいませんね。急に一時間早めちゃって、どうぞ、どうぞ」(前日にメイちゃんが一時間前に開始する電話を受けていた)と着座をすすめた。「おはようございます。いいえ、いいえ」とほかの夫婦に軽く会釈をしながら席に着いた。
「・・・」「・・・」「緊張するね」「やっぱ、恥ずかしかー」など、小声で話していたら、「ねぇ、会場が全然、分からんやったっちゃけんど」と威勢のいい声、片手にはギター、頭のおでこにはグラサン。ビジュアルだけでもオモローな旦那さん。「すいませんねー。申し訳ないです。あのお名前は」「福山・・・福山雅治」ここで、ギャグほおりこんできた。(ちょっと寒いなー、狙ってるな、ライバル)っと思っていたら「はい、福山さんですね。どうぞ」・・・って本名なの。凄すぎる。早くも激戦の予感、極まれり。
モジャ毛眼鏡のいかにも業界人(多分、構成作家)みたいな方が来て、ディレクターと言葉を交わす。
「もう少し待ってくださいね。遅れてもう一夫婦来ますから。」福山さんは「どうも」と気さくに話しながらギターのチューニング、緊張しているうちらと違って場慣れしているようだ。
しばらくすると、恰幅の良い中年男性と若い女性がやって来た。これにて一次予選に臨む八組のメンバーが揃ったのだ。
場を和ませるもしくは確認の為か「ところで、この中で無理矢理つれて来られた人」「はい」と堂々手を上げるメイちゃん・・・ちょっ、ちょ待てよ。そりゃないよー。
「いいですか、ここにいる夫婦のみなさんは仲間ですよ。ライバルと勘違いしないでください。」(えっ)「面白ければ何組も合格あります」(そうなの)。
「では、代表して福山さんと○○さん、ジャンケンをしてください。勝ったほうから時計周りに進行していきます」果てして順番は福山夫婦からだった。絶対何か持ってるね。となると、うちらは五番目ということになった。悪くない順番だ。勝機!
「では、いきましょう!」ディレクターの声が響いた。
➀福山さん夫婦(ギター夫婦)
一見、旦那さんのキャラが立っている。が、夫婦一丸といった感じ。名前のインパクトは勿論、アグレッシブな旦那さんとおっとり一歳上の姉さん女房。再婚。職業花屋のギャップ。出会いから。プロポーズまで。武雄神社まで奥さんをおんぶして登ったエピソード。最後に二人でギターを使ってのアピール。まずもって見事だった。
➁パンツさん夫婦
二十代の若い夫婦。出会いなどの話は印象薄いが、旦那さんのパンツを奥さんが履くというエピソードはなかなか面白かった。
➂沖縄夫婦
沖縄夫婦といっても、旦那さんが沖縄出身ということ。ちょっぴり小太りで優しそうな印象的な顔立ちの旦那さん。ちょっぴり勝気な奥さん。怒ったら弁当箱に古い食材を入れて、旦那さんのお腹を壊したり、旦那さんが酔っぱらって道の上で大の字で寝ているだの豪快な話ばかり。テレビ受けしそうだなと感心した。
➃病院で出会った夫婦
この夫婦はかなりのヘビーな方々。住んでるところも我々と同じ町、少し対抗心がメラメラ。でも、エピソードでは到底太刀打ち出来ないのだ。まず年の差が20離れていて(男性が若い)出会いは互いに入院先の病院。というディレクターさん曰く漫画のような話。
メイちゃんはさっきから個性豊かな夫婦の話に「良かった~。うちら絶対通らんよ」と早くも安堵の表情。おいおい、諦めたらそれで終わりですよ。どうにかしないと、なんとか、うちらをアピールしないと。
➄立花夫婦
とうとう私達の番となった。私はおもむろに立ち上がり「○○から来ました立花太郎、四十三歳です」と帽子をとり、薄いゲーハーを披露する。一瞬にして会場が凍り付き冷凍空間が広がる。つかみは失敗だった。「妻、芽衣、四十三歳です」あきれ顔のメイちゃんが睨んでいる。
「では、お二人の出会いは」「えー、二人ともにいい年だったので、市町村のやっすい婚活相談所で婚活しているフリをしていました」「安いっていくら?」「三年間で三千円です」「やすっ!」と福山さんのナイスツッコミ。「そこで知り合いました」。
メイちゃんが「そこの相談所のおじさんが、あなたの家からここまで遠いから、二、三人。オファーばかけてみんねと言われて、第五候補くらいが、たーくんでした」うんうんと頷く私。周りから小さな笑いが起こった。
「会ってみてどうでした」「写真が酷かったんでナンボかましかなと」「ご主人、どんな写り方されてたんですか」「たそがれてました」「どう?」「こう」と遠い目をする。苦笑が起こる。空回り感半端ない。メイちゃんが業を煮やし「この人、すぐ空回りするんですよ。これに出ると決まってから、文を書いたり」「六枚です」と私。ざわつく会場。「でも全然、おもしろくないんです」とメイちゃん。
「では、ご主人。その中からなにかエピソードを」「はい、では突然メイちゃんから「ライブに行ってくれる人が見つからんとやけど、一緒に行ってくれる?」と言われ簡単に安請け合いしました。が、それは東京でのライブでした。ライブでは全く知らない韓流アイドルを見て「ねえ、あの人、あれ誰ね」と話しかけるが「あー、聞こえん。どうせ説明しても分からんやろうがー」と彼女は自分の世界に入っていました。一泊二日の弾丸ツアーは翌日には鎌倉~江ノ島へ。帰りの空港で、疲労困憊の私は自分の体の異変に気が付きませんでした。そんな私をまじまじと見るメイちゃん。「どうしたと?」「・・・鼻くそついとるよ」それから・・・」「ねっ、おもしろくないでしょ」話を遮るメイちゃん。それは自分がよくわかっていたが、「まだオチがついとらん」「では、続きを」「確かにおもしろくないんですが・・・「えっ?」と聞き直し「鼻くそがカピカピになっとる」「・・・俺っさい、疲れが出ると鼻くそが固まるとやんね」って言うね」「・・・・・・」「ほらっ!」とツッコむメイちゃん。
「・・・では、奥さん旦那さんに何かありますか」「・・・見ての通り。変に目立ちたがりなんですよ。これもそうなんですが、下手なくせにのどじまんに参加したり」「いや、ほら。下手でもおもしろ枠があるでしょ。それを狙っとると」「ああ、ある」と福山さんナイス一言。
「ではご主人、一曲歌ってください」臆せず「では「ガッチャマンの歌」を・・・誰だ。誰だ。誰だ~♬」「もう一節」「空の彼方で踊る影。白い翼のガッチャマン♬」「普通にうまい」ディレクターから意外な一言。
「でもですね。彼、マスオさんなんですよ」「養子ですか?」「いえ、サザエさんのマスオさんと同じです」「いろいろ無理してもらってるので、彼にはこれとかのど自慢など好きなことをさせてあげたいなと」メイちゃんがほっこり話へともっていく。会場が和やかムードに包まれる。「そうですか、ありかとうございました」我々はまあ、出せるべきものを出したかな。多少の手ごたえは感じた。
➅自衛隊夫婦
こちらは若い夫婦。旦那さんが威勢よく「ため口で言っていい」とディレクターに言う。たーあんどメイにかき回された場の空気を変えたかったのだろうか。「どうぞ、どうぞ」旦那さんはその後、自衛隊式に自己紹介をする。自衛隊の見合いで出会い。奥さんは結婚してからもずっと敬語を使っているというエピソードとのろけ多少。
➆社長夫妻
こちらも年の差カップル。旦那の方が20歳年上の社長と若奥様。旦那の四婚ヤンチャぶりに困るも奥さんもなかなかの対抗措置。二人のやりとりもおもしろく、ありがち夫婦であるが、インパクトがすごかった。
➇インターナショナル夫婦
最後はインターナショナルな中国カップル。こちらも年の差婚。出会いは日本。奥さんは若く、日本に来て一年ぐらいだそう。あまり喋れず、旦那さんが通訳。やりとりがおもしろく、私は文枝さんと絡んだらおもしろいだろうなあと感じた。
およそ二時間。長い一次予選は終了した。「皆さん、今日はありがとうございました。合否のお知らせは。明日、夜八時までに電話にてお知らせします。お疲れさまでした」ディレクターの言葉でみんなは散会した。おそらくこのメンバーと再び会うことはないだろう。初見で夫婦のおもろ恥ずかしい話をする。あり得ない不思議なひと時と連帯感。みなさん一期一会、お疲れ様です。
総評
とにかくあの場でやれるだけの事はやったかなとは思う。太郎の安心安定の変わらない空回り焦りっぷりと、メイの業を煮やしたツッコミ。
晩婚、マスオさん。エピソードもアンケートだけじゃない、東京旅の話。太郎の出たがりエピソードあんど生歌。芽衣のほっこり話と良かったと思う。だけど、周りが強烈だった。
まあ、「新婚さん」に出たいと思うくらいの人達。強者ぞろいだ。
佐賀での予選後、自宅に帰って、互いに各夫婦の採点(自分達なりに)をしてみると、二人とも中位ぐらいだった。それでも、「新婚さん」側が私達夫婦への需要があれば、次に行ける(勝手にそう思っている)テレビに出れるくらいのレベルは達していると信じていた。が、翌日、運命の電話は鳴らなかった。予想はしてたものの、残念だ。
密かにまだ「新婚さん」に出場できる三年未満には達していないので、もう一度と考えているのだが、メイちゃんに強烈に断られた。ついでにうちの親にも言われた。だが、チャンスはまだある。なーんてね。
それでも「新婚さん」に応募して良かったと思う。普通あんまり話さない付き合ってた頃や夫婦間の出来事を振り返えり考え、始めて会った人たちの前で話す。まったく貴重なことだと感じる。
だからねぇ、メイちゃん、もう一回どうだい?
それは年明けて一月九日のことだった。
仕事が終わって、スマホを取り出すと、見知らぬ電話番号と留守電の知らせがあった。とりあえず留守電を聞いてみる。「新婚さんいらっしゃい」とは分かるが聞こえづらく要領を得ない。
・・・?なんだろ。一回聞いただけでは分からず、私の思考は何故か予選に参加した夫婦の誰かが私の電話にかけてきたと勘違いしていた。
(電話番号教えてないのに怖いなあ・・・)
車に乗り込み、帰路についた。
メイちゃんに、
「新婚さんのなんかで留守電があったけと、ちょっと聞いて?」
「はあ、今頃?」
「なんか、予選会に参加した人からみたいな・・・」
「電話番号教えてないでしょ」
「うん、でも、ま、ちょっと聞いてみ」
私は留守電を再生し、メイちゃん聞いてもらう。ほどなくして聞き終わると、
「これ新婚さんいらっしゃいのディレクターさんじゃない?」
「えっ?」
自分の勘違いに赤面してしまう。
「また、連絡するって」
「なんだろう」
「なんやろうね」
私はすくに期待を膨らませる。
「ひょっとして、通ってたり(一次予選)して」
「えー、今更って、ない、ない」
「例えば、合格していた人がキャンセルしたり」
「ないやろー、だってあのメンツだよ。出たいに決まってる」
「んー、かなー」
「にしても、なんだろ気になるな」
私はスマホを手にした。
「ちょっと、電話かけていい?」
「えー、やめとこうよ。またかけるっていってくれてるし」
「そう?でもな?知りたいし」
「(かけなくて)いいよ」
「・・・んー、じや、また留守電にはいったら連絡するね」
「・・・うん」
私はその後、留守電を二度聞き直し、再確認。ひょっとしたらとほくそ笑んだ。
一度、諦めた「新婚さんいらっしゃい」の道が開けたかも。と私は興奮していた。
電話が入った翌日や翌々日に電話しようかなと思ったが、初志貫徹で行くと決めたからはには、ドキドキしながら連絡を待つ。
すると三日後ぐらいからは、早くも諦めが・・・。
「(連絡しなかったから)次(候補)に行ったのかな?」
「そうだよ。テレビ業界。そんなにゆとりないよ」
「だよねー」
それから一週間、連絡は入らなかった。
一月一六日、私達は連休をとって車で小旅行をしていた。どこで夕食しようかなどと話していると。スマホが鳴った。ハンズフリーにしている車内では、カーナビに電話番号が映し出される。
「これって」
「まさか」
電話に出るのボタンを即押す。
「もしもし、立花です」
「あ、私、新婚さんいらっしゃいの者です。」
(やはり、来たか!私の胸は高まる)
「連絡するのが遅れてしまいましたけど、立花さん夫婦は一次予選通過されてまして」
「ありがとうございます!」
「つきましては、来週に佐賀の一次予選があるので、そのさいの金、土いずれかの日に二次予選に来ていただけないかと。だいたい予選は二時間ぐらいになります」
(キタ!キタ!私は知ってるぞ、二次予選ってのはテレビ出場への打ち合わせだということをスマホで調べたんだ。覚悟は決まっている!)
「ご都合はいかがでしょうか」
運転中にもかかわらず、ちらりと助手席のメイちゃんを見た。ハンズフリーなので車内に電話の会話が広がる。つまり丸聞こえだ。すると彼女の表情が曇っている。
咄嗟に、
「今、奥さんがいないんで、折り返しかけてもいいでしょうか?」
大人の方便発動。なあに、(嫁を)説得してみせるさ。
「そうですね。その方がよろしいかと」
「いつ頃、お電話したらよろしいでしょうか?」
「明日ぐらいには」
「では、一時間後くらいにかけましょうか」
「あっ、助かります」
私はぐいっと袖を引かれた(運転が危なくない程度に)。
「なんで、一時間後なのよ」
小声でメイちゃんは苛立っていた。
「・・・どうか?しました」
「いえ、大丈夫です。では、相談して連絡しますので」
「よろしくお願いします」
「では、失礼します」
私は電話を切った。
興奮する私と怒っているメイちゃん。
「なんで一時間後なの?」
心なしか語調が荒々しい。
「だって、行くから問題ないやろ」
「はあ?」
「だって、出ないの?」
「出来れば・・・恥ずかしいし」
「えー」
ここに来て、なんでと思ったが元々、彼女はあまり乗り気でなかった。けど、一次予選がんばったし、もう手に届くところにそれがある。もしかしたら、海外旅行も当たっちゃうかもなんだよ。きっとみんな楽しみに見てくれるよ。
一時間って言ったのはあれだけど、なんで・・・と今度は私の方が苛立ってしまった。
「とりあえず、夕飯食べて考えよう」
お腹のすいた状態では、よい考えも浮かばない。
私は道中見つけたレストランに車を止めた。車から降りると、
「ねぇ、お母さん(私の母)に電話したら」
「はあ、いいよ」(うちらの事だし)
「ほら、誰かが後押ししてくれたら前向きになれるかもしれんし」
「うーん、まあメシ食べよ」
私達は食事をとった。注文し、サラダバーを取りに行っても、セットのスープが来ても、大好きなハンバーグが来ても、そのことばっかだった。
メイちゃんの発言は後ろ向きだ。
「金曜日は、仕事だし。土曜は友達にお祝いにいくとよ。前から言ってたでしょ」
「うん、知ってる」
「でも、土曜に行こうよ」
「たー君、仕事でしょ」
「仕事は変わってもらえるよ」
「うーん、でも。ちょっと待って、気持ちが」
「前に向かない?」
「うーん、そう・・・ね」
「ほら、今更って感じやし、なんかね」
「そう・・・」
「それにこの前、親戚のおばさんに言ったら、恥ずかしかけん、出らんで良かったねって言っとったよ。 お父さんたちだって、お前ひとりで出ろって言うてたやん」
「もういいよ。じゃ、断ろう」
「・・・うん」
私はスマホを取り出す。が、それをするのは惜しくてまたポケットに戻した。
(車内で電話しよう。メイちゃんにも聞いてもらおう。自分がどれだけ断腸の思いかを)
私達は食後、再び車に乗り込んだ。
「電話なかったら良かったね」
久々のお出かけに楽しい気分だったのは分かる。私もそうだ。
でも、電話があったことは紛れもなく嬉しかったし、一次予選頑張ったことが間違いではなく報われたんだと誇らしい気持ちにもさせてくれた。
「でも、あったから良かったよ」
「うん」
いろいろとまだ説得したい思いはある。でも、メイちゃんは一度決めたらこうだという人。それにこれからは覚悟をもって望まないといけない。お互いが新婚さんに向かわないと意味がない。まさに勇み足となってしまう。一人だけじゃなく二人で臨むものだから。これは二人の物だから。
私は電話をかけて断りを入れた。
電話を切ると、運転中にもかかわらず私は、悲しくてやりきれなくて悔しくて、涙が出てきて嗚咽をもらした。
「どうした?たーくん。そんなに出たかったの?」
「出たいに決まってるやん。ここまで来たのに」
「うん、ごめんね」
「仕方ない・・・仕方ないよ」
私はしばらく泣いてしまった。
「たーくん、運転変わろうか?」
「大丈夫、大丈夫」
私達の新婚さんは手に届くところまで来たのは間違いない、
たらればの話だが、一次予選の直後の知らせなら、二次予選に出ただろう。
鉄は熱いうちにというけど、私とメイちゃんに温度差が生まれていた。
本当は無理して一次予選に参加してくれたメイちゃんに感謝しないといけないのに。でも、これも私達夫婦にとって、とても良い経験になったのは間違いない。
ありがとうございます。新婚さんいらっしゃい。
今となれば懐かしい思い出だ。参加できたことに意味がある本当にありがとうございます。