5話 スキルで畑作り
5話
あれから時は流れ、俺は3歳になった。
やっと、自由に動き回れるようになって、最近は家の近くでこっそりと、体を鍛えたり、魔法の練習をするのが日課になっている。
毎日魔法の練習をやってきたおかげでMPがかなり増えた。
後、最近父さんの部屋で見つけた、剣術の本と初級魔法の本が有り、面白そうなのでページをめくってみると、日本語に訳され、ちゃんと読めた。
剣術の本を読んでみると、急にスキル【剣術 極】を習得しました。っと出てきた。
『えっ!!Σ(・□・;)』
SPを使わなくても習得可能なのか。
そう言えば、本を読んで覚えたスキルは、スキルポイントが要らないってアクア様が言ってたっけ。
って事は、スキルポイントは創造で作ったスキルや魔法を覚えるのに使ったりするんだね。
まぁ〜何やかんや、普通に3年生活してる間に スキルポイントは、使いきれないぐらい貯まってしまった。
流石は、査定あまあまのチート設定だな。
アクア様ありがとう。
出会ってすぐに、ダ女神だと思ってしまってごめんなさい。
そうと分かれば、これから沢山本を読むぞぉ。
それから数日間は、家族が家にいない時は、父さんの部屋に行っては、次々に、本を読みあさった。
おかげで、色々なスキル【剣術】【槍術】【武術】【魔法】【生活魔法】何かを沢山習得できた。
やっぱり色々覚えるのは楽しいなぁ。
出来る様になると、早速ためしたくなるよなぁ。
家の裏に出て、何も無い更地の庭に、早速覚えたてのスキルを試して見ようと思う。
家には、畑が無いから、畑を作って野菜や何かを作って見たかったんだよなぁ。
地面に手をつけ、頭の中で約六畳間ぐらいのスペースを思い浮かべて、スキル【土壌改良】
更地のカチカチだった地面が、みるみる変化していく。
耕運機で耕されて凄く手入れされているふかふかの土になっている。
畑にするんだから やっぱり畝がいるよね。
スキル【土壌操作】で、ふかふかの土を使って畝をつくった。
スキルってマジスゲーよ(=´∀`)人(´∀`=)
テンション上がって 楽しくなってきて
早く種まきをしたくなった。
種まき♪種まき♪
・・・って・・
あっ!!Σ(・□・;)
しまった・・・種まきする種がないやんかぁ。
種が無い事にやっと気がついた。
『あちゃー(ー ー;)』
野菜の種って どうやったら手に入るのかなぁ。
ちょっと母さんに 聞いてみようかな。
お母さんを探しに 家に入り 台所に行くと
夕食の準備をしていた。
『お母さん。』
『あら、ユウトどうしたの?』
『あのね、聞きたい事が有るんだけど。』
『聞きたい事?何が聞きたいの?』
『あのね。お野菜を育てて見たいんだけど、お野菜の種って、お家にある?』
『野菜の種?
あらあら、ユウトはまだ3歳なのにもうそんな事に興味があるのね。
お父さんとレオルは、狩に行って動物や野草何かを採ってきてくれるけど、野菜なんかは、育てたりしないから、ユウトがお野菜を育てられるようになってくれたら、お母さんとっても嬉しいわ。
う〜ん。でも、ユウトには 少し早いんじゃないかな?
まぁ〜子供の好奇心の邪魔して 折角のやる気を無くさせる訳にもいかないわよね。
確か去年、お隣さんに野菜の種をいただいたのが、物置の方にあったと思うわよ。』
お母さんと一緒に 物置きに行き 野菜の種を探す。
『確かこの辺に、しまっておいたはずなんだけどなぁ?』
お母さんは 物置きの中の棚の端の方をゴソゴソと探していた。
物置きの中を見るのは初めてだな。
意外と、ひろいんだな。
それに、野菜を育てたりしないのに
畑仕事に使う道具が、結構置かれている。
何で道具が有るのに、誰も野菜を育ててないんだろ?
何て事を考えたりしていたら、後ろの方から 母さんの声が聞こえた。
『あっ、ユウト
野菜の種と種芋があったわよ\(//∇//)\』
『えっ!本当に!!やったぁぁぁ。
お母さん、ありがとう。
早速、種まきをしてみるね。
お母さんの為に、沢山野菜をつくるから。』
『それは、楽しみだわ。
種まきをしたら、外にお父さんが町の井戸からくんで来てくれたお水を溜めてある、大きな樽があるから、そのお水でちゃんと毎日水やりをしてあげてね。』
『うん。わかった。まかせてよ。』
お母さんから野菜の種をもらい、畑に戻る。
母さんからは、4種類の野菜の種と、小さな種芋を5個貰った。
何の種か分からないので 異世界でお馴染みの【鑑定】のスキルを使って見た。
ボウネリの種 ボールネリの種 キャべの種 キャロの種 ジャイモの種芋とでた。
うん。分かりやすい。
前の世界で言う、ネギに玉ねぎにキャベツにニンジンにじゃがいもだなぁ。
この世界でも、一般的に食べられている野菜だ。
ただ、こっちの世界の野菜は、前の世界の野菜に比べて味が物足りない。
なんと言うか、育ててる土が悪いのか、いまいち育ちがよくない。
そんな事もあって俺は、スキルを使ってうまい野菜をつくって食べたかったのだ。
種の確認も出来たので、畝に野菜の種をまいて 余った場所に種芋を埋めた。
ふぅー、やっと終わったなぁ。
あっ、そうだそうだ、水やりもしなきゃな
俺は、家の横にある水をためてる大きな樽まで行き、横に置いてあった小さな木のバケツのような物に水をくみ、畑に戻った。
畑に戻ると、畑の前で誰かが立っていた。
あの後姿は、姉のリアーナだった。
リアーナは、いつの間にこんな畑ができていたのかと不思議そうに畑を見ていた。
すると、突然気配に気づき、後に振り向き水の入った木のバケツを持っている俺を見て驚いていた。
『ねーユウト? この畑はあなたが作ったの?』
『うんそうだよ。
うちは、肉は父さんや兄さんが狩をして採ってきてくれるけど、野菜は誰も育ててないから 買わなきゃダメでしょ。
だから、野菜を育てて見ようと思って、畑を作ってみたんだ。』
そう言うと、リアーナは
『いやいや、私がさっき来た時は何も無かったのに・・・
えっ・・なんで・・・・
・・・・・・(思考停止中)
『ちょっとユウト、あなたこの畑をどうやって作ったのよ!
しかも、土が凄くふかふかで、砂利や雑草何か全くなくなってるじゃない。』
『あぁ〜なるほど。
さっき何も無かった場所に畑があるからびっくりしてたんだね。
ちょっと、覚えたてのスキルがあって、畑を作るのにちょうど良さそうなスキルだったから、野菜も作りたかったし、試しに作って見たんだよ。
初めてにしては 良く出来てるでしょ?』
『・・・えっ?スキルを覚えた?
何をあっさり爆弾発言してるのよ ︎
スキルを覚えるのって 凄く大変な事なんだよ。』
(流石ユウトね。よく考えてみれば、ユウトが赤ちゃんの時に、凄い風魔法を使ってたもんね…)
『アハハ・・・って何でだろうなぁ。
何か急に頭に閃いた感じで、スキルの使い方が頭に浮かんできたんだ(笑)』
(あっ…しまったΣ(・□・;)
設定あまあまチートで 当たり前のように、色々覚えてたから 普通は 簡単には覚えれないんだって忘れてた。
まぁ〜姉さんには、赤ちゃんの時に魔法も見せちゃってるしなぁ。多分俺がちょっと普通じゃないのは、気付いてるよな。)
『急に閃くって…どんな状況なの?
ユウトは、いいなぁ。
3歳でスキルを覚えて、こんな事が出来るんだもんなぁ。凄く羨ましいわ。
私も、スキルや魔法を覚えたいなぁ〜。』
(姉さんって魔法を覚えられるのかなぁ?
ちょっと鑑定で見て見ようか)
スキル【鑑定】
名前 リアーナ•ウォーレル Lv2
年齢 6歳
種族 人間
HP 55 MP 23
攻 20 防 18
魔攻 18 魔防 22
素早 38 運 20
(素早さが妙に高いなぁ。
だてに毎日走り回ってないよな。
後は、う〜んと・・・あれ?
SPが無いなぁ?
SPがあるのは 俺だけなのか?
何か、姉さんにしてあげれる方法はないかな?
MPが有るんだから 魔法を覚えられない訳じゃないんだよな?
何か方法を考えて後日試して見よう。)
『ねぇユウト?
さっきからどうしたの?
何かボーっとしてるよ?』
『あぁ〜ごめん。
ちょっと、考え事してた。』
『もう、お姉ちゃんがお話してるのに
o(`ω´ )oプンスカプンスカ
じゃ〜全然聞いてなかったのね。』
『ごめんなさいm(__)m
何の話だったの?』
『だ〜か〜らぁ〜!!
私も野菜作りの手伝いをユウトと一緒にしてもいいかって聞いてたのよ。』
『畑を?いいの?
姉さんがいいなら、ボクは全然良いよ。』
『えっ、本当にいいの(*^◯^*)
やったぁ☆
お姉ちゃん頑張っちゃうからねぇ。
美味しい野菜が沢山出来ると良いね。
じゃ〜早速 明日の朝、私が水やりするね。』
『うん。わかったよ。
じゃ〜ボクは、夕方に水やりをするよ。』
話がまとまった所で、家の中から母さんが 夕食よぉ!!っと呼ぶ声が聞こえてきた。
俺とリアーナ姉さんは、
『はぁぁぁい!!』
っと返事をして、家に走っていった。
次回は、3月9日の予定です。
宜しくお願いします。




